早々に大重版とコミカライズを決めてきた、つちせ八十八 先生が贈る超英雄ファンタジー。
第2巻はオーブ探索の旅を続ける“アラン”見届ける“リティシア”らの想いを描きます。
(イラスト:憂姫はぐれ 先生)
【 https://mfbunkoj.jp/product/scoop/321812000467.html 】
“カチュア”のツッコミも追いつかない勢いでスコップの能力を十二分に活用して様々な
旅の困難を解決していく“アラン”。今巻では氷の国の魔女“リーズフェルト”、海の国
の令嬢“ルクレツィア”を、その魅力というか無双ぶりに引き込んでいく笑劇的展開です。
中でも憑かれたかのようにスコップと言いまくる“リティシア”が、何を思ったか世界を
手中に治める目標を立ててしまう流れは衝撃的。溢れる“アラン”への想いの深さ故とは
分かるものの「どうしてそこへ行っちゃうかな〜」と思わずにはいられない微笑ましさが。
“アリス”を調教? していく“リティシア”との百合展開にも期待を感じつつ、騎士と
しての信念にかこつけて“アラン”のスコップ異次元に取り込まれていく“カチュア”が
騎士として、いや人としての尊厳を保てるのか。その行方を気にしつつ、次巻を待ちます。