2019年04月17日

『魔法科高校の劣等生(28) 追跡編<上>』

佐島勤 先生が贈る大人気シリーズ。第28巻は“深雪”が居ながらも“光宣”に“水波”を
連れ去られ、彼の幻術に一歩及ばない“達也”に思いがけない刺客が差し向けられます。
(イラスト:石田可奈 先生)

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“光宣”への思慕と“深雪”への忠義。おざなりに出来ない感情の板挟みに対し懊悩する
“水波”の様子が実に生々しい。決定的な瞬間を目の当たりにした“深雪”の悩みもまた
もどかしい限りですが兄として“達也”が示した思いにはどこか救われる感じがしました。

時間稼ぎに“光宣”がけしかけてきた刺客を退ける姿とは対称的に、彼の魔法「仮装行列」
を前に圧倒することすら叶わない“達也”が見せる葛藤。これもまた珍しい展開で興味深く
見届けました。もちろん、やられっぱなしなハズもないワケで、どう対処するのか楽しみ。

“達也”暗殺を狙う思惑もくすぶる中、“光宣”を取り巻く周囲の感情もまたいろいろで。
“水波”不在の穴を埋めるべく「彼女」に白羽の矢が立ったのも波を立てるには十二分な
効果が見込まれるため、追う者と逃げる者が迎える次の一歩がどうせめぎ合うか注目です。

posted by 秋野ソラ at 02:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル