2019年04月10日

『何故か学校一の美少女が休み時間の度に、ぼっちの俺に話しかけてくるんだが? 2』

出井愛 先生が贈る、会話だけの新感覚ベタ甘学園ラブコメ。第2巻は学校一の美少女と
ようやく友達関係になった“安藤”に対して彼女の大親友“桃井”が探りを入れてきます。
(イラスト:西沢5ミリ 先生)

https://mfbunkoj.jp/product/nazekano/321812000458.html


“朝倉”に引きずられる形で、学年発表会で行う演劇の脚本を書くことになった“安藤”。
彼が書き上げてきた「ぼっちとジュリエット」は出オチ感を見せつつ周囲を彼の世界観に
惹き込んでいく展開がコミカルでありながら彼の本質を突く鍵にも繋がって興味深いです。

周囲との関係を推量しながら生きてきた“桃井”だからこそ、親友との距離を縮めてきた
“安藤”の真意が読めない。そこから彼のことを知ろうとする話のくだりこそがまるで罠
とでも言わんかのように心惹かれていく機微の変化が面白くてさらに話の幅が広がります。

余りに自分のことを過小評価する“安藤”の心情を“朝倉”の演技がどう揺り動かしたか、
その顛末、挿絵の使い方にぜひご注目下さい。表舞台に引っ張り出された“桃井”が示す
一大決心の行方と、それを受け止める“朝倉”が逃げずに立ち回るはずの次巻に期待です。

posted by 秋野ソラ at 01:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル