2019年03月06日

『ファイフステル・サーガ3 再臨の魔王と草原の灰エルフ』

師走トオル 先生が贈る王道戦記ファンタジー。第3巻はかつて魔王軍に組した灰エルフの
進軍を前に人類は、そして“カレル”たちはどう臨むか。群雄割拠する動乱の世を描きます。
(イラスト:有坂あこ 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321810000867


「魔王の左腕」奪還を目指す灰エルフらにも一枚岩になれない事情がある、ということを
英雄と呼ぶにふさわしい“ギルセリオン”が自らの言動と目覚ましい活躍で示してきます。
「英雄色を好む」とはよく言ったもので、それを戦略にも活かすのだから羨ましい限りで。

灰エルフたちが見せる行動のぶれを前に“ヴェッセル”や“カレル”が頭を悩ませる中で
彼らを驚かせる不測の事態が到来。“ギルセリオン”だけに活躍の場を持って行かせない
英断とその結末もまた見どころ。あの人物が彼を前に恐れをなすのも納得というものです。

攻勢する“ギルセリオン”らとそれをしのぐ“カレル”たち。戦局は新たな局面を迎えて
目が離せない、という中で「あとがき」を通じて語られるライトノベル業界の厳しい現実。
魅力あふれる作品なだけにここで終わるのは惜しい。なんとしても次に繋げてほしいです。

posted by 秋野ソラ at 01:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル