天乃聖樹 先生が贈る、惚れたら破滅の甘々恋愛ゲーム。第4巻は“凛花”と2人きりで
プレハネムーンに臨む“帝”と、それを追いかける“姫沙”たちの揺れる想いを描きます。
(イラスト:kakao 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4815600129.html 】
始まる前から前のめりな“凛花”もアレですが、出かける前の“帝”に「秘儀」を薦める
当主も相当です。彼の周囲には本当にまともな人物がいなくてお気の毒ですが見ている分
には楽しいです。もちろん、2人が接近する機会を“姫沙”が黙って見ているワケがなく。
さりげなく“木影”も“帝”を狙う立ち位置にあり、あたふたする場面に遭遇する様子が
今のところお気に入りだったり。トラブルメーカーの“美月”も参戦して、相変わらずの
ドタバタぶりを繰り広げる中でそれが面白くない“姫沙”が強硬策に出る展開が今回の山。
水着姿や下着姿、様々なシチュエーションで“帝”に迫る“凛花”に彼は抗いきれるのか。
あくまで誰にも邪魔されず2人きりの「恋愛ゲーム」にこだわる“姫沙”に打ち勝てるか。
そんなことを言ってる場合じゃないエピローグの引きは続きが気になって待ちきれません。
2019年02月28日
2019年02月27日
『はじらいサキュバスがドヤ顔かわいい。(3) 〜あの、私も本気になっちゃいますからね……?』
旭蓑雄 先生が贈る恋に悶えるサキュバスラブコメ。第3巻は“夜美”たちの世界で指折りの
力を持つ「色欲五覇星」から査定を受ける、ということで“康史”が温泉旅行へ出かけます。
(イラスト:なたーしゃ 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/hajirai/321811000371.html 】
“夜美”の友人でギャル系なサキュバス“グリム”からの提案もあり、五覇星候補になる
ための査定として“康史”と恋仲であることを示す温泉旅行に繰り出す2人。“夜美”に
対する感情が揺れ動いている彼だけに旅行中の出来事で動揺しまくりな様子が微笑ましい。
そんな恋仲ぶる2人の雰囲気をぶち壊すかのように現れるのが“グリム”の姉“オトギ”。
姉の口から告げられる真相に“康史”も驚きを隠せない中“グリム”が狙う意中の彼との
関係を崩そうと協力されられる展開がまたダメなサキュバスたちを印象づけてきて面白い。
諸々の事情を考慮し立案した“康史”の「デス・キューピッド作戦」がどんな結末を招き
入れるのか、そのドタバタぶりも含めご注目いただきたい。様々な意味でサキュバスたち
から注目を集める“康史”もいよいよ追い詰められてきた感があって、続きが楽しみです。
力を持つ「色欲五覇星」から査定を受ける、ということで“康史”が温泉旅行へ出かけます。
(イラスト:なたーしゃ 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/hajirai/321811000371.html 】
“夜美”の友人でギャル系なサキュバス“グリム”からの提案もあり、五覇星候補になる
ための査定として“康史”と恋仲であることを示す温泉旅行に繰り出す2人。“夜美”に
対する感情が揺れ動いている彼だけに旅行中の出来事で動揺しまくりな様子が微笑ましい。
そんな恋仲ぶる2人の雰囲気をぶち壊すかのように現れるのが“グリム”の姉“オトギ”。
姉の口から告げられる真相に“康史”も驚きを隠せない中“グリム”が狙う意中の彼との
関係を崩そうと協力されられる展開がまたダメなサキュバスたちを印象づけてきて面白い。
諸々の事情を考慮し立案した“康史”の「デス・キューピッド作戦」がどんな結末を招き
入れるのか、そのドタバタぶりも含めご注目いただきたい。様々な意味でサキュバスたち
から注目を集める“康史”もいよいよ追い詰められてきた感があって、続きが楽しみです。
2019年02月26日
『りゅうおうのおしごと!10』
小冊子付き限定版が同時発売となる、白鳥士郎 先生が贈る熱血将棋コメディ。第10巻は
JS研が挑む「なにわ王将戦」でそれぞれの想いが、そして“あい”の才能が開花します。
(イラスト:しらび 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4815601010.html 】
人生を賭けた「三段リーグ」での激戦、連戦の過程で不安が拭えない“銀子”。彼女の
心境に気付いた“桂香”の願い、その重さを認識しきれないまま、アマチュア小学生の
将棋大会に挑むJS研を後押しする“八一”ですが、JS研崩壊の危機に突如見舞われます。
そのきっかけとなる“あい”もまた序盤に弱いと周囲に見抜かれ焦りを抱く身。彼女が
対戦する“翼”の深海魚を思わせる棋風を前に“八一”が彼女に持たせた秘策は、彼の
驚異的な先見の明を指し示すもので、その顛末は必見。“天衣”のいじらしさもご注目。
歩夢の妹“馬莉愛”が立ちはだかる「なにわ王将戦」では“シャル”や“綾乃”そして
“澪”がそれぞれ強くなった姿を見せつけてくれました。思わず胸が熱くなる思いです。
輝かしい彼女らの影で姉弟子が陥る最大の窮地を“八一”が救ってくれると信じてます。
JS研が挑む「なにわ王将戦」でそれぞれの想いが、そして“あい”の才能が開花します。
(イラスト:しらび 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4815601010.html 】
人生を賭けた「三段リーグ」での激戦、連戦の過程で不安が拭えない“銀子”。彼女の
心境に気付いた“桂香”の願い、その重さを認識しきれないまま、アマチュア小学生の
将棋大会に挑むJS研を後押しする“八一”ですが、JS研崩壊の危機に突如見舞われます。
そのきっかけとなる“あい”もまた序盤に弱いと周囲に見抜かれ焦りを抱く身。彼女が
対戦する“翼”の深海魚を思わせる棋風を前に“八一”が彼女に持たせた秘策は、彼の
驚異的な先見の明を指し示すもので、その顛末は必見。“天衣”のいじらしさもご注目。
歩夢の妹“馬莉愛”が立ちはだかる「なにわ王将戦」では“シャル”や“綾乃”そして
“澪”がそれぞれ強くなった姿を見せつけてくれました。思わず胸が熱くなる思いです。
輝かしい彼女らの影で姉弟子が陥る最大の窮地を“八一”が救ってくれると信じてます。
2019年02月25日
『リベリオ・マキナ ―《白檀式》水無月の再起動―』
ミサキナギ先生の「第25回電撃小説大賞・銀賞」受賞作。吸血鬼の支配に抗うため作られた
あるゼンマイ仕掛けの機械人形を巡り心を砕く少女の機微を描くバトル・ファンタジーです。
(イラスト:れい亜 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/machina/321810000107.html 】
天才技師に作られた5体のオートマタ「白檀式」の暴走による大量虐殺の悲劇を救ったのは
奇しくも人間を支配下に置こうとした吸血鬼たち。講和した両者が共生する世界で6体目の
白檀式“水無月”を人間らしく過ごせるよう色々教える“カノン”にはある想いがあり──。
白檀式を狂わせたとされる部品「波動歯車」で新たなオートマタを作り、白檀式は悪くない
ことを示したい“カノン”。その想いを知らずオートマタとして振る舞い続ける“水無月”。
そんな彼の尋常ではない強さに人間として惚れ込んだ“リタ”。三者三葉の振舞いが面白い。
そんな中で巻き起こる、再び人間を支配しようと画策する吸血鬼たちの暴走、明らかになる
大量虐殺の悲劇に秘められた真実。人間、吸血鬼、そしてオートマタそれぞれの立場でどう
真実を受け止めるのか、その描写が興味深くて素直にその後の顛末が見たいと思う作品です。
あるゼンマイ仕掛けの機械人形を巡り心を砕く少女の機微を描くバトル・ファンタジーです。
(イラスト:れい亜 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/machina/321810000107.html 】
天才技師に作られた5体のオートマタ「白檀式」の暴走による大量虐殺の悲劇を救ったのは
奇しくも人間を支配下に置こうとした吸血鬼たち。講和した両者が共生する世界で6体目の
白檀式“水無月”を人間らしく過ごせるよう色々教える“カノン”にはある想いがあり──。
白檀式を狂わせたとされる部品「波動歯車」で新たなオートマタを作り、白檀式は悪くない
ことを示したい“カノン”。その想いを知らずオートマタとして振る舞い続ける“水無月”。
そんな彼の尋常ではない強さに人間として惚れ込んだ“リタ”。三者三葉の振舞いが面白い。
そんな中で巻き起こる、再び人間を支配しようと画策する吸血鬼たちの暴走、明らかになる
大量虐殺の悲劇に秘められた真実。人間、吸血鬼、そしてオートマタそれぞれの立場でどう
真実を受け止めるのか、その描写が興味深くて素直にその後の顛末が見たいと思う作品です。
2019年02月22日
『推理作家(僕)が探偵と暮らすわけ』
久住四季 先生が贈る新作はミステリー作品。駆け出しの推理作家が執筆する実話に基づく
探偵物語、その契機となる自由奔放な探偵との出会いと遭遇する難事件の顛末を描きます。
(イラスト/中森 先生)
【 http://mwbunko.com/978-4-04-912279-4/ 】
原稿は没になり、マンションの階下で発生した火事で家を追われる不幸まみれの“月瀬”。
先輩の伝手で同居人を探す男が住むビルへ身を寄せた彼は、物件も人物も訳アリだと知る。
殺人事件が起きた部屋に住む彼の名は“凜堂”。難事件の依頼しか受けない探偵で──。
“月瀬”の巻き込まれた火事が実は事故ではなく事件で、かつ容疑者として警察から目を
つけられる泣きっ面に蜂な同居人を助けた“凜堂”の名推理。助けられた“月瀬”が驚き、
助けた“凜堂”もまた日常を退屈させない逸材を前に関心を高めていく様子が微笑ましい。
“凜堂”が抱える特殊な家族関係によって引き寄せられたある代議士の死を解明する依頼。
彼が抱いたある違和感、その意味に気がついてから急転直下に解決を迎える事件の真相が
これまた驚きで興味深い。これは続きが読んでみたいミステリー作品です。オススメです。
探偵物語、その契機となる自由奔放な探偵との出会いと遭遇する難事件の顛末を描きます。
(イラスト/中森 先生)
【 http://mwbunko.com/978-4-04-912279-4/ 】
原稿は没になり、マンションの階下で発生した火事で家を追われる不幸まみれの“月瀬”。
先輩の伝手で同居人を探す男が住むビルへ身を寄せた彼は、物件も人物も訳アリだと知る。
殺人事件が起きた部屋に住む彼の名は“凜堂”。難事件の依頼しか受けない探偵で──。
“月瀬”の巻き込まれた火事が実は事故ではなく事件で、かつ容疑者として警察から目を
つけられる泣きっ面に蜂な同居人を助けた“凜堂”の名推理。助けられた“月瀬”が驚き、
助けた“凜堂”もまた日常を退屈させない逸材を前に関心を高めていく様子が微笑ましい。
“凜堂”が抱える特殊な家族関係によって引き寄せられたある代議士の死を解明する依頼。
彼が抱いたある違和感、その意味に気がついてから急転直下に解決を迎える事件の真相が
これまた驚きで興味深い。これは続きが読んでみたいミステリー作品です。オススメです。