2018年12月26日

『はじらいサキュバスがドヤ顔かわいい。(2) 〜そ、そろそろ私を好きと認めたらどうですか……?』

旭蓑雄 先生が贈る恋に悶えるサキュバスラブコメ。第2巻は同業者の男と会おうとしたり
恋人のふりをして家に帰省したりする“夜美”に振り回される“康史”の心情を描きます。
(イラスト:なたーしゃ 先生)

https://dengekibunko.jp/product/hajirai/321808000012.html


「しろみんの絵とどっちが好きなんですか?」「『夜美検定』を受けてもらいます」など
相変わらず面倒くさい言動を見せる“夜美”。その彼女に夢で迫られる“康史”の欲望に
満ちた自分と自制心で戒める自分がせめぎ合う描写が2人の関係をまず物語ってくれます。

“リリィ”の奇行や“夜美”の母親が示すからかい上手なそぶりに現実でも欲望まみれに
なりかける“康史”を戒める、彼女の父親が語る経験談。“康史”の心を揺り動かすのは
“夜美”のイラストなのか、サキュバスの力なのか。問い直される愛の形が実に悩ましい。

所々で織り込まれるネットスラングな描写にクスッとしている所で現れる、自称退魔師の
“百子”がいろいろとフラグを回収していく形になるのでその動向にご注目頂きたいのと
非常事態とは言え大いなる失言をした“康史”は落ちてしまうのか、続きが楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル