2018年12月25日

『はたらく魔王さま!20』

和ヶ原聡司 先生が贈る魔王と勇者の庶民派ファンタジー。第20巻は迫る「頂点会議」前に
“アラス・ラムス”のためとは言え“真奥”と“恵美”が共同生活を営むことになります。
(イラスト:029 先生)

https://dengekibunko.jp/product/maousama/321808000008.html


とばっちりを受けた“サリエル”が乗り込んでくるだけでなく主導権を握られっぱなしの
展開が続く“真奥”。それは“恵美”との共同生活でも変わらず、仕舞いには「敗北」を
あんな形で突きつけられることになるとは。“芦屋”の挿絵が印象的で、思わず苦笑い。

口さがない“天祢”の発言で“鈴乃”や“エメラダ”が慌てふためくのに対し“千穂”の
分かりきってる感が対称的でまた面白い。その“千穂”も本件に対し達観している訳では
なくて前のめりに頑張ってます。“古谷”さん共々、応援していきたいと思える展開です。

「頂点会議」でも立派に議長を務めた“千穂”は「もう頑張りません!」と力説しますが
世界がそれを認めない感じなので踏ん張って頂きたい。一方で動揺を隠せない“真奥”が
恋愛に対して宙ぶらりんな背景は理解したので、そこを続きで乗り越えてもらいたいです。

posted by 秋野ソラ at 00:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル