2018年12月21日

『転生! 竹中半兵衛 マイナー武将に転生した仲間たちと戦国乱世を生き抜く 2』

青山有 先生が贈る戦国ファンタジー。『竹中半兵衛の生存戦略』から続く待望の第2巻は
「茶室」の成果をいよいよ“信長”にぶつけていく“半兵衛”らの大活躍ぶりを描きます。
(イラスト:長浜めぐみ 先生)

https://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-24135-8.html
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言わずと知れた桶狭間の戦いで“織田信長”が“今川義元”を討つ、その史実すら茶室の
8人の未来、そして自分自身の益とするために積極介入していく“竹中半兵衛”の狙い。
それが次々に嵌まって歴史の「もしも」を構築していく展開は思わず熱が入るというもの。

破竹の勢いで進む“竹中半兵衛”の影で“松平元康”の猛攻を受け窮地に陥る“今川氏真”。
その頼りない姿には家臣と同じく落胆を覚えますが、“北条氏規”の思いがけない奇襲を
糧に奮戦していく様子は実に爽快。番外編で捕捉される機微の描写も見所の一つでしょう。

“織田信長”との会談もこなし「今孔明」などと絶賛される“竹中半兵衛”らが茶室にて
次々と打ち出していく内政施策。文明が進みだし、史実とは異なる主君に遣える武将らも
増えてきたことで更に不利な状況に陥る“信長”を追い込みきれるか、続きに注目です。

posted by 秋野ソラ at 01:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル