2018年11月08日

『自称Fランクのお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ?5』

三河ごーすと 先生が贈る学園ゲーム系頭脳バトル。第5巻は獅子王学園の生徒会が新しい
体制と夏休みを迎える中で、“紅蓮”たちが新たなゲームの場に臨む物語のはじまりです。
(イラスト:ねこめたる 先生)

https://mfbunkoj.jp/product/f-rank/321807000181.html


理事長の思惑にまんまと嵌められてクオリアの所有権を賭けた世界各国の遊戯養成校との
戦いに参加させられる“紅蓮”の脇の甘さ。所々でそれが影を落としてくるのが気になる。
とは言え今巻はその嵐に挑む前の穏やかさを演出してきて微笑ましくなる場面が多いです。

今巻は冒頭にある“桃花”のモノローグにもあるとおり彼女の話が軸。中々に重い過去を
背負いつつ、勝負には向かない気質の彼女がどうすれば守るもののために強くなれるのか。
思いがけない才能を開花させて、意外な勝負で“紅蓮”を追い詰めていく展開が実に熱い。

「人生を賭けて戦う」なんて汚れた世界を知ってほしくない“紅蓮”の思いを知ってなお
ゲームの場に挑む“可憐”の気概が裏のテーマにもなっている印象を受けました。そこへ
畳みかけるように現れる新たな敵からのアプローチ。どんな死闘が待ち受けるか注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル