2018年10月05日

『ファイフステル・サーガ2 再臨の魔王と公国の動乱』

師走トオル 先生が贈る王道戦記ファンタジー。第2巻は“セシリア”との結婚式で暗殺
される未来を視た“カレル”が、黒幕を突き止めるべく新たな策謀の渦へ飛び込みます。
(イラスト:有坂あこ 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321712000907


冒頭で“コステル”伯が見せる横恋慕。彼が素知らぬ顔で“カレル”と接見する様子から
窺える公国に潜む禍根。読み手として伝えられないもどかしさを抱える中、毒殺に対して
どうにか回避する道を“カレル”は選べたものの予断を許さない状況は手に汗を握ります。

“コステル”伯という明白な内憂に隠れた思いがけない暗躍者によって窮地に立たされる
“カレル”と“セシリア”を手助けする“ヴェッセル”。おいしい所をもっていく天才か
と思わずにはいられない言動の数々には惚れ惚れします。“マリアン”も聡明で何より。

“コルネリウス”の意外な弱点たる“ヴィル”との出会いが、“カレル”たちの形勢を
覆すためにどう使われるのかもご注目。初夜の場面を書ききった先生に敬意を表しつつ、
暗躍する“フィクトル”総督が遭遇したアレがどう影響するか続きが楽しみであります。

posted by 秋野ソラ at 00:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル