2018年08月10日

『高崎グラフィティ。』

「第1回未完成映画予告編大賞」グランプリを受賞した 川島直人 監督の長編デビュー作。
高崎で卒業式を迎えた男女5人を描く今夏公開の映画を 古宮九時 先生がノベライズです。
(イラスト/とろっち 先生)

http://mwbunko.com/978-4-04-893935-5/
http://takasaki-graffiti.com/


彼氏と結婚する“寛子”。東大に進学する“康太”とFランク大学に進学する“直樹”。
父の整備工場を継ぐ“優斗”。東京の専門学校で服飾の勉強をする“美紀”。卒業後の
道を語る5人の中で“美紀”に「入学金が未納」と連絡が入る所から話は動き出す──。

学校生活で感じていた息苦しさと、高崎という地で募らせた閉塞感が胸中に重なる感覚。
怒りも悲しみも、後悔も決意も、卒業と共に解放されるクラスメイトたちの様々な感情。
戸惑って、ぶつかって、修復不可能になりそうな関係を紙一重で繋ぐのが未納騒動です。

入学金を払うはずの父はなぜ見つからない? お金が払えないなら夢をあきらめるか?
“美紀”の葛藤が4人に伝わり、自分に出来ることを、漠然とした将来を見つめ直す。
迷走した5人が揃って叫んだあの宣言は空色のあの服みたいな清々しさを覚えました。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル