2018年08月02日

『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンXI〈上〉』

川上稔 先生が贈る戦国学園ファンタジー。11話上巻は「関ケ原の戦い」の歴史再現に向け
武蔵勢と羽柴勢、あるいは親と子としてヴェストファーレンに道をつけるまでを描きます。
(イラスト/さとやす 先生(TENKY))

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-893874-7/


武蔵は羽柴をどう受け入れるのか。親子という関係が見えてからの距離感、何より彼らの
未来という可能性を踏まえて両陣営で頭を悩ませる描写が今昔の違いを印象づけてきます。
“人狼女王”の介入など、シリアスな中にも笑いの要素が満載なのは安心、安定の話運び。

親子のやり取りを微笑ましく眺める中「関ケ原の戦い」に向けて穏便に済ませようとする
“正純”たちの思惑に水を差す“輝元”の発言。歴史再現の大舞台を前に改めて試される
武蔵勢らが東軍・西軍を振り分けて「さあ!」という所でスポーツ大会になだれ込むとは。

今巻の戦いにおいても“マルガ”と“ナルゼ”の愛が特に深く感じられて実に印象深い。
“大久保”の配慮などを踏まえ和気藹々とした雰囲気の中、“輝元”の思惑に“正純”は
気づけるのか。“トーリ”に告げた台詞がとても格好良くて、ぜひ見届けてほしい所です。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル