2018年07月25日

『エロマンガ先生(10) 千寿ムラマサと恋の文化祭』

伏見つかさ 先生が贈る新たなる兄妹ラブコメディ。第10巻は“ムラマサ”からの衝撃的な
新作小説から熱い想いを感じた“マサムネ”たちが、文化祭を舞台にそれを受け止めます。
(イラスト/かんざきひろ 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-893914-0/


普段の“ムラマサ”からは及びもつかないアプローチに“麟太郎”が“マサムネ”を思わず
呼びだしたくのも分かるというもの。宣戦布告と受け取った“紗霧”のヤキモチぶりがまた
可愛らしい・・・というか、出歯亀のような変態的おっさんぶりに磨きが掛かっていて苦笑い。

今の自分が経験できる恋愛を元に「世界で一番面白い小説」たる物語を“マサムネ”へと
届けるために、彼女が迎え入れる文化祭という青春の一幕。女子高という物珍しさに加え
「先生」ではなく“花”という一個人として皆から愛されている様子は微笑ましいものが。

“エルフ”もしっかりアピールを仕掛けてくる中、“ムラマサ”の親友“鈴音”が彼女を
公平な勝負に持ち込もうと後押しする様子が目を惹きます。紡がれた恋物語を読み終えて
“マサムネ”がどう反応を返すのか。真摯な彼の姿勢をぜひ見届けてほしいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル