北山結莉 先生が贈る異世界ファンタジー。第2巻は神騎士として力をつけるため浮遊島
3万人の女性を魅了することになった“太陽”に、“メリッサ”が意味深長に接近します。
(イラスト:にの子 先生)
【 https://mfbunkoj.jp/product/miryo/321803000534.html 】
【 https://kakuyomu.jp/works/1177354054885219317 】
やや前のめりに魅了されにいこうとする“アナスタシア”や“イリス”。その艶姿を見て
というだけではないかと思いますけど“ルゥ”が試練を課していったりと“太陽”を巡る
関係はまさにハーレムへ至る道程そのもの。そこに異議を唱えるのが“エスカリテ”です。
そして“アナスタシア”の妹“エスカリテ”をけしかけていく形をとるのが“メリッサ”。
“太陽”に対してあまり良い印象を持たないように見える“メリッサ”が彼にアプローチ
していく矛盾、決定的な瞬間を迎えて問いかけられる彼女の想いを彼がどう受け止めるか。
“メリッサ”との微妙な関係を持て余してしまう“太陽”たちを襲う新たな眷属の登場に
浮遊都市も窮地に陥る緊迫の展開。見かねた“ルゥ”が下す選択に“メリッサ”が気丈な
態度を示す場面はらしさがにじみ出ていて良いかと。彼女と共に応援したくなる物語です。