2018年06月13日

『戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉 8』

SOW 先生が贈る街角パン屋繁盛記。第8巻はワイルティア国内に混乱の火種がくすぶる中、
“ルート”の店に“スヴェン”の父親だと主張する謎の人物が現れ周囲が騒然となります。
(イラスト/ザザ 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/785.html


冒頭の意味深長な場面挿入が“ルート”たちや“ダイアン”らにどう直撃するか。続々と
降りかかる事件の先に見える「悪魔」や「聖女」といった存在が物語をどうかき回すのか
注目が集まります。今のところ、巻き込まれる方はたまったものではない感じはしますが。

“ルート”も知らないパン作りの知識も活かして彼の店に厄介となる“マイッツァー”が
これまた“スヴェン”も手を焼く曲者で。興味津々な二人のやり取りを注意深く見守る中、
“レベッカ”が思いがけず役得に恵まれるシーンに今巻では一番救われる思いがしました。

思わせぶりな“マイッツァー”が、“ルート”と“スヴェン”に見て見ぬふりをしていた
事実と向き合うきっかけを与え、そして二人がそれを再認識する……余裕もなく騒々しい
3日間の終わりと、未曽有の経験をもたらす9日間の始まりを告げる引きが気になります。

posted by 秋野ソラ at 01:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル