2018年06月05日

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア10』

シリーズ累計900万部超! 大森藤ノ 先生の大人気シリーズ「ダンまち」スピンオフ作品。
第10巻は竜女を助けた“ベル”の釈明なき言動に惑わされた“アイズ”たちを描きます。
(イラスト:はいむらきよたか 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797394603.html


愚者と罵られた“ベル”の愚行、その意味を知ってもなお「怪物を殺す」と意思表示する
“アイズ”。彼女の信条も分かるだけに、最後につぶやいたあの一言に至るまでの葛藤が
痛いほど伝わってきます。このままだと自己矛盾で足元をすくわれそうなのが心配です。

もう一人、“ベル”に魂を揺さぶられたのが“フィン”。「英雄」というものに人一倍
思い入れがある彼だけに、愚者と言われても自分を貫き通した“ベル”を見て何を思い、
行動したのかが描かれる場面は印象深いものばかり。求められる英雄像に要注目です。

他にもロキ・ファミリアの面々、そして神々が“ベル”にどんな感情を抱いていたかなど
すでに“ベル”の事情を知っているからこそ、その裏側で何があったのかを描いてくれる
本作の位置づけが実にありがたいと再認識した今巻。まだまだ楽しめると期待しています。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル