2018年05月29日

『俺もおまえもちょろすぎないか2』

保住圭 先生が贈る超濃厚ハイスピードラブコメ。第2巻は“つぶら”との2年後の結婚を
約束した“功成”に、彼女以外から想いを告げられる事態が訪れて怒涛の展開が続きます。
(イラスト:すいみゃ 先生)

https://mfbunkoj.jp/product/omachoro/321802000564.html


“つぶら”のお母さんが可愛いすぎて“功成”を爆発させたいレベル。そんな順風満帆に
見える二人に“稀”から「“功成”が好き」と宣言されて、しかも“つぶら”が“稀”の
事情に納得して、更には“功成”とデートに行くことを勧めちゃったりするからさあ大変。

イチャイチャしたい“功成”としては「おあずけ」の状態で、“稀”も彼の心境は分かる。
だからこそ大胆なアプローチもやぶさかではないとする“稀”に“つぶら”はヤキモチを
焼かないのか。その後に潜む伏兵の件も含め、ちょっと特殊な駆け引きが今回も興味深い。

“つぶら”と“功成”、互いが相手のことを好きだと言うなら何をすべきか。子供のまま
ではいられない二人が出した結論は実に素直で、得心がいくものです。このダダ甘ぶりが
たまりません。エピローグで描かれる意味深長な機微がどう絡むのか、次も気になります。

posted by 秋野ソラ at 00:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル