2018年02月15日

『若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です!3』

森田季節 先生が贈る快適お仕事ファンタジー。第3巻はミニ留学の受け入れを担当したり
様々な労働問題に向き合ったり、といろいろ多忙な“フランツ”の社会人生活を描きます。
(イラスト:47AgDragon 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-631225-7
http://seiga.nicovideo.jp/comic/31560


夢と現実の残酷な違いを見せつけられる“アリエノール”に先輩として、そして彼らしく
手を差し伸べる“フランツ”。ブラック企業の代表として対峙する“ヴァニタザール”に
対しても「信じる」という信念を貫く彼の姿勢は、ある意味まぶしく映るものがあります。

ライバルが増えてやや卑屈になる“メアリ”にもしっかりフォローしたりと周囲の配慮も
抜かりないのがすごい。“セルリア”以外に心寄せられるのも自然というものでしょうか。
それにしても彼はサキュバス的なことをし過ぎじゃないですかね。羨まけしからんですね。

先生が見聞きした体験を活かし、楽しめる物語として落とし込む卓越さは脱帽の一言です。
出水高軌 先生による漫画も拝読して、可愛くてキャッチーな絵は本作に合っていて秀逸。
黒ベタは製本されても流石に取れないですかね、とか思いながら活躍を祈念する次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル