sorani 先生によるコミック連載が始まる、三河ごーすと 先生の学園ゲーム系頭脳バトル。
第3巻は生徒会全員を相手にする“紅蓮”が「ゲーム」に対する本気を見せつけてきます。
(イラスト:ねこめたる 先生)
【 http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1618 】
最愛の兄と接触できない“可憐”の倒錯ぶりがいつも以上で痛々しく。妹を救うべく動く
“紅蓮”らが臨む最初の壁「イイネ稼ぎゲーム」はどう見ても不利・・・かと思えば突飛な
策で容赦なくねじ伏せていく。信頼すべき所はちゃんと委ねる、その姿勢が空恐ろしい。
“楓”や“桃花”に加え、“透夜”と相対するため肩入れする“朝人”と“姫狐”と共に
VR脱出ゲームに参加する“紅蓮”。彼に固執する“水葉”の異常さは“可憐”に劣らず。
“朝人”らの真意も垣間見えたりして、ゲーム以外の局面でも興味深い展開を魅せます。
“紅蓮”はチーム戦でも勝てる、その方法を脱出の鍵を握る「アリスゲーム」で集大成
の如く示してきます。生徒会の面々から散々侮られた“楓”と“桃花”に花を持たせる
余裕ぶりがまた憎らしい。引きから窺える二大対決の行方、それを描く続きに注目です。