2018年01月24日

『はたらく魔王さま!18』

和ヶ原聡司 先生が贈る魔王と勇者の庶民派ファンタジー。第18巻はバイト先に新店長赴任
という時期に自分の将来を見据えた決断を下した“千穂”を見て“真奥”も動き始めます。
(イラスト/029 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-893572-2/


高校三年生、という大事な時期を迎えて将来と“真奥”への想いで動揺が隠せない“千穂”。
アルバイトを始めた頃のエピソードがここで効いてくるのは初心に帰る意味でも重要でした。
とは言え、幡ヶ谷駅前店が直面する危機に新店長“岩城”が不安になるのも無理はない話で。

見えてきた敵と突きつけられた現実に打ちひしがれる“真奥”も含め、しっかり前を向いて
行動できている点に勇気づけられます。そんな中で判明する「予想外の敵」の可能性に彼ら
一斉に浮足立つのが印象深い。“志波”からの回答があっさりすぎたので余計に際立ちます。

幡ヶ谷駅前店の危機を救う“真奥”の助け船が、“千穂”の気概を示す場面に繋がっていく
話運びが今巻では一番良かった。やはり彼女が物語の鍵を握ってきます。今後に期待大です。
エンテ・イスラでの“芦屋”や“鈴乃”の影ながらの努力が実ることを合わせて願いつつ。

posted by 秋野ソラ at 12:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル