2017年12月25日

『魔術監獄のマリアンヌ』

松山剛 先生が贈る新作は、魔術師を排斥した王国で未だ逃亡を続けるかつての反乱首謀者
を探す任に就いた刑法官と同行する魔術犯罪者の追跡行を綴るダーク・ファンタジーです。
(イラスト/パセリ 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-893523-4/


制圧と共に死んだ反乱軍の首謀者“ルイーゼ”。その弟“レメディオス”は遺志を受け継ぎ
今も逃亡を続ける身。若き女性刑法官“マリアンヌ”が彼を追う勅命に就く条件は大監獄に
囚われている当時の大幹部“ギルロア”と魔術契約をする必要がある。その条件とは──。

訳知り顔でからかう“ギルロア”に、若輩ながらも上からの立場で対応する“マリアンヌ”。
脱獄犯との接触から今の反乱軍幹部との対峙と手がかりを繋いていく“マリアンヌ”に身の
危険が及ぶ度に“ギルロア”が助けるあたりは小憎い。その代償は中々恥ずかしい様ですが。

やがて辿り着く“レメディオス”との邂逅で知らされる、“マリアンヌ”たち王国民には
開示されていなかった真実。更に“ギルロア”の真意に気付いた彼女がそれらを受け止め
どう行動するのか。歴史の狭間に翻弄される彼女の生き抜いた証をぜひ見届けてください。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル