田尾典丈 先生が贈る「小説家になろう」発の学園ラブコメ。第11巻は“清一”に敵愾心を
むき出しにする“聖美”に焦点を当てて「あの瞬間」から連綿と続く確執の謎に迫ります。
(イラスト:ReDrop)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797394191.html 】
食べて気を失うチョコとは何ぞや、という“聖美”からの「チョコ」テロの被害に毎年の
ように遭ってきた“清一”。今年は周囲の面々もその害を被るという謎というか異常事態に
彼女を説得・・・以前に不仲を何とかしないと会話すらままならない、厄介な状況を迎えます。
“古都子”や“優佳”そして“イブ”が探りを入れてみるものの、“清一”を嫌う理由は
“聖美”が教えてくれるワケもなく。とは言え、何となく察した“古都子”が、似た境遇
ということもあり察する点に話の難しさを再認させます。あと“イブ”のアレは驚いた。
“聖美”が“清一”を嫌う理由に薄々気付くまで本当にギリギリまでページも割きました。
「あの瞬間」が彼だけでなく、彼女の命運をも分けていたのかと思うと改めて「彼女」の
やらかした事の大きさが浮き彫りに。とは言え、妹ルート解放の足掛かりにはなったかと。