2017年11月28日

『おいしいベランダ。 午後4時の留守番フルーツティー』

竹岡葉月 先生が贈る大好評・園芸ライフラブストーリー。第4巻は“佐倉井”と共に働く
“まもり”の姿を見た“葉二”がケンカをしてしまったり、と二人の気持ちが試されます。
(イラスト:おかざきおか 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/product/321707000955/


“まもり”としては「もう終わったもの」と認識していた“佐倉井”の気持ち。しかし相手
からしたら、更には今の彼氏からしたら・・・と考えれば彼女がいかに油断しているかが分かる
話でした。らしいというかいつも通りかもですが。「佐倉井君スピンオフ」が気になります。

夏を堪能する場所として選ぶのは海か山か。決め方や行き方も含めて微笑ましい様子だなぁ
と思いきや“まもり”に思わぬこだわりが見られた良いエピソードでした。二人で過ごす
時間が段々と自然になっていく中、“葉二”に彼の人生を左右する一本の電話が入ります。

会社勤めの話が差し込まれる今巻の意図がいよいよ見えてきた四章。仕事を取るか彼女を
取るか。究極の選択に悩んでいることを素直に明かす“葉二”、それを察する“まもり”。
積み重ねてきたものを見てきただけにこの顛末、かつエピローグは見届ける価値アリです。

posted by 秋野ソラ at 01:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル