蝉川夏哉 先生が贈る異世界開拓記。第2巻は村の開拓が進む中、近くにある遺跡へ国姓姫
“メイファ”が調査隊を連れてきたことにより“海野”たちの進む道が変化していきます。
(イラスト/はみ 先生)
【 http://seikaisha.co.jp/information/2017/06/30-post-radash2.html 】
ジャワ君Tシャツが異世界に流出していたことを頼りに他の日本人探しを提案する“海野”。
今は村の開拓に努めるべき、とする“春日”の現地人との距離感の取り方までは考慮できず
“ミクリ”に対してやらかしてしまう彼のラバカッティニぶりがどう影響するか楽しみです。
ラダッシュ村の面々にも興味津々な“メイファ”に振り回される“ロラン”に同情しつつ、
旧都の調査で驚きの発見をしてしまう“海野”たち。カラー挿絵も鮮烈にその情景を印象
付けます。「第七異世界」そのものが特異性があることを示すようで気になるところです。
ラダッシュ村を襲う肉食の害獣に立ち向かう中で、より団結力を培った“海野”たちですが
思わぬ流れで南楼王国の政治事情に巻き込まれることに。選択を迫られる彼らが選んだ道の
行く末と共に、それを選ばせた人物の真意も注目で目が離せません。早く続きを、よしなに。