2017年07月10日

-インフィニット・デンドログラム- 4.フランクリンのゲーム』

海道左近 先生が贈るVRMMOファンタジー。第4巻は王国の心を挫くべく“フランクリン”が
仕掛ける「通過儀礼」に対し、“レイ”たちが思い思いに彼の仕向ける強敵と対峙します。
(イラスト/タイキ 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/732.html


前巻で魅力ある一面を見せた“マリー”の正体にあっさり気付く“ルーク”。彼のお願い
に応えることでその成長を促した彼女の役割がまず今巻では大きい。“ベルドルベル”の
相性の悪さにも関わらず「超級殺し」としての実力を披露した激闘も見所の一つでしょう。

ある条件に適合するが故に前線へと躍り出ることになる“レイ”と“ルーク”。スキルの
使い方が共に秀逸で、感心させられることしきり。奇しくも“ユーゴー”と対峙すること
になった“ルーク”の急激な成長ぶり、そして同族嫌悪する様子が強く印象に残ります。

“フランクリン”が用意した「RSK」との戦いを余儀なくされる“レイ”。どこまでも王国
そして彼に対して完膚なきまでの敗北を突きつけようとする大教授にどう立ち向かうのか。
自分を、仲間を信じて戦う彼の雄姿を読んでご堪能あれ。次巻の“シュウ”にも期待です。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル