FUNA 先生が贈る異世界転生ファンタジー。第5巻は遂に“マイル”の祖国へ「赤き誓い」
の面々が来訪。彼女と突然に別離した“マルセラ”「ワンダースリー」の反応は如何に。
(イラスト:亜方逸樹 先生)
【 http://www.es-novel.jp/booktitle/24heikinchi5.php 】
【 http://ncode.syosetu.com/n6475db/ 】
【 http://comic-earthstar.jp/detail/noukin/ 】
冒険者としての実績、そして報酬を求めて助けた商隊を契機に王都へ、エクランド学園へ
再び訪れることができた“マイル”。彼女の珍しいわがままに付き添いコッソリ潜入した
学園で早速捕まる「赤き誓い」。“マルセラ”のアデルシミュレーターがすごいの一言。
“アデル”ないし“マイル”に対する絆というか愛というか、それぞれが抱く想いの強さ
を競うことになるとは思ってましたがここまでとは。彼女の王都における扱いも結構無視
できない立場に置かれていて、今回は一定の決着がつきましたけど今後も何かありそう。
宿屋トラブルを解決した件にも関わりますが、“マイル”たちの恋愛観もしくは結婚観が
どう醸成されるのか気になる所。あと“ファリル”がとても可愛いので 亜方 先生の挿絵
と共にぜひご堪能あれ。次巻は獣人というキーワードに焦点が集まりそうなので注目です。
2017年06月30日
2017年06月29日
『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.14』
聴猫芝居 先生が贈る、残念で楽しい日常≒ネトゲライフ。第14巻は“英騎”の母に“アコ”
とのお付き合いが知られ、連れてくるよう厳命されたことであたふたすることになります。
(イラスト/Hisasi 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892952-3/ 】
“英騎”のことを“ルシアン”と呼んだり、嫁だと公言する“アコ”の姿勢を改めて矯正
しようとアレコレ手を打つも、予想通り彼女らしさを崩さない顛末が面白い。メンバーの
名前を呼び合うゲームの余波で思わぬとばっちりを喰らう彼もうらやまけしからん限り。
“英騎”の母が“アコ”に負けず劣らずのコミュ障ぶりを発揮してくれて、妙な顔合わせ
となりましたがあっさりと済ませて拍子抜け・・・と思いきや、後々まで引っ張って印象深い
場面を母親が魅せてくれたので素敵でした。“アコ”にとっては災難でしかないですけど。
サバイバルゲームをしたりする中で“秋山”がいろいろとはっちゃけてきたのも面白くて
“ルシアン”たちのチームにいよいよ染まってきたな、と感じさせてくれます。ひとまず
母親からの公認を得たところで次は修学旅行。これはまた騒がしくなりそうで楽しみです。
とのお付き合いが知られ、連れてくるよう厳命されたことであたふたすることになります。
(イラスト/Hisasi 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892952-3/ 】
“英騎”のことを“ルシアン”と呼んだり、嫁だと公言する“アコ”の姿勢を改めて矯正
しようとアレコレ手を打つも、予想通り彼女らしさを崩さない顛末が面白い。メンバーの
名前を呼び合うゲームの余波で思わぬとばっちりを喰らう彼もうらやまけしからん限り。
“英騎”の母が“アコ”に負けず劣らずのコミュ障ぶりを発揮してくれて、妙な顔合わせ
となりましたがあっさりと済ませて拍子抜け・・・と思いきや、後々まで引っ張って印象深い
場面を母親が魅せてくれたので素敵でした。“アコ”にとっては災難でしかないですけど。
サバイバルゲームをしたりする中で“秋山”がいろいろとはっちゃけてきたのも面白くて
“ルシアン”たちのチームにいよいよ染まってきたな、と感じさせてくれます。ひとまず
母親からの公認を得たところで次は修学旅行。これはまた騒がしくなりそうで楽しみです。
2017年06月28日
『ヴァルハラの晩ご飯V 〜ドラゴンと神殺しの主菜(メーンディッシュ)〜』
三鏡一敏 先生の「第22回電撃小説大賞<金賞>」受賞作、「やわらか神話」ファンタジー
最終巻は秘密が明らかとなった“セイ”が選ぶ道と、巻き込まれる周囲の顛末を描きます。
(イラスト/ファルまろ 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892947-9/ 】
世界の終末「ラグナロク」に怯え、気落ちする世界の人々を明るくするため・・・という建前
を置いてチヤホヤされた“フレイヤ”がライブを行い、招待した“マルデル”。ライブで
身につける首飾りにある呪いが掛けられていることを指摘した彼女のやらかしぶりが凄い。
首飾りの呪いを解こうとするあたりまでのコミカルさから一転して“セイ”が呪いの指輪
“アンドヴァラナウト”であることを裏打ちする現象が次々と発生する顛末はシリアス。
戦女神らが“セイ”に抱く想いは指輪の呪いによるものか否か、揺れる心が何とも切ない。
“セイ”の呪いを解く鍵となる“アンドヴァリ”を探して“ロキ”がとったアースガルド
全体を揺るがす秘策。動揺する“セイ”が出した結論、それを受けた“ブリュンヒルデ”
の問いかけに彼がどう答えたか。ぜひ読んで見届けてほしいです。見事な締め括りでした。
最終巻は秘密が明らかとなった“セイ”が選ぶ道と、巻き込まれる周囲の顛末を描きます。
(イラスト/ファルまろ 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892947-9/ 】
世界の終末「ラグナロク」に怯え、気落ちする世界の人々を明るくするため・・・という建前
を置いてチヤホヤされた“フレイヤ”がライブを行い、招待した“マルデル”。ライブで
身につける首飾りにある呪いが掛けられていることを指摘した彼女のやらかしぶりが凄い。
首飾りの呪いを解こうとするあたりまでのコミカルさから一転して“セイ”が呪いの指輪
“アンドヴァラナウト”であることを裏打ちする現象が次々と発生する顛末はシリアス。
戦女神らが“セイ”に抱く想いは指輪の呪いによるものか否か、揺れる心が何とも切ない。
“セイ”の呪いを解く鍵となる“アンドヴァリ”を探して“ロキ”がとったアースガルド
全体を揺るがす秘策。動揺する“セイ”が出した結論、それを受けた“ブリュンヒルデ”
の問いかけに彼がどう答えたか。ぜひ読んで見届けてほしいです。見事な締め括りでした。
2017年06月27日
『ストライク・ザ・ブラッド17 折れた聖槍』
三雲岳斗 先生が贈る大人気学園アクションファンタジー。第17巻は獅子王機関の不穏な
動きに動揺する“雪菜”に対し、思いがけない出来事と「偽雪菜」の存在が去来します。
(イラスト/マニャ子 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892953-0/ 】
後に「IX4」と名付けられる未確認魔獣に“雫梨”の仲間が重傷を負わされ、絃神市国の
長として対応に乗り出した“古城”たち。対峙した魔獣に“雪霞狼”が壊され、機関から
彼の監視役を解任するかも、と告げられ“雪菜”が内心苦悩するのも無理はありません。
そこで登場した“雪菜”そっくりの少女“零菜”。読者からすればどんな存在か一目瞭然
ですが、そこに気付かない“古城”と“雪菜”の様子を眺めていると思わずニヨニヨして
しまいます。“零菜”に壊れたとはいえ“雪霞狼”を盗まれたらそれは敵視もしますわな。
島を出ていく、などと嘯いた“雪菜”への怒り。それを示した“古城”への彼女の報復。
二人のの信頼が伴えば「IX4」を仕掛けてきた者たちも敵ではありません。実に頼もしい。
“ラ・フォリア”は暗躍する者の思惑に気付いたようで、彼女の動向に注目が集まります。
動きに動揺する“雪菜”に対し、思いがけない出来事と「偽雪菜」の存在が去来します。
(イラスト/マニャ子 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892953-0/ 】
後に「IX4」と名付けられる未確認魔獣に“雫梨”の仲間が重傷を負わされ、絃神市国の
長として対応に乗り出した“古城”たち。対峙した魔獣に“雪霞狼”が壊され、機関から
彼の監視役を解任するかも、と告げられ“雪菜”が内心苦悩するのも無理はありません。
そこで登場した“雪菜”そっくりの少女“零菜”。読者からすればどんな存在か一目瞭然
ですが、そこに気付かない“古城”と“雪菜”の様子を眺めていると思わずニヨニヨして
しまいます。“零菜”に壊れたとはいえ“雪霞狼”を盗まれたらそれは敵視もしますわな。
島を出ていく、などと嘯いた“雪菜”への怒り。それを示した“古城”への彼女の報復。
二人のの信頼が伴えば「IX4」を仕掛けてきた者たちも敵ではありません。実に頼もしい。
“ラ・フォリア”は暗躍する者の思惑に気付いたようで、彼女の動向に注目が集まります。
2017年06月26日
『エロマンガ先生(9) 紗霧の新婚生活』
伏見つかさ 先生が贈る新たなる兄妹ラブコメディ。第9巻は想いを通わせた“マサムネ”と
“紗霧”に対して対抗意識を新たにする者たち、そして秘密を明かす者の機微を描きます。
(イラスト/かんざきひろ 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892950-9/ 】
冒頭のやりとりを見て「ようやくここまで来たか」と感慨深いものが。新婚さんみたいな
ことをしたいとか初々しくてこそばゆい。“エルフ”や“ムラマサ”との関係を清算する
と意気込んだはいいものの色々と返り討ちに遭う“紗霧”は前途多難な感じがしました。
小学生の“綾”を前に“草薙”が正座させられるあの場面。LINEのメッセージを誤射する
証拠画像のデザインとか、彼女の繊細な心の機微をライトノベルで表現したやりとりとか
遊び心満載で面白い試みでした。とりあえず彼が責任を取ってくれたので何よりでした。
二人の仲を認められない、という“京香”の複雑な思い。その裏にある感情は“マサムネ”
や“紗霧”も同様に抱いていたもの。彼女が態度で、彼が言葉にしてそれを示したことで
より絆が深まったと感じられる印象深い場面で、エピローグで胸のつかえも取れました。
“紗霧”に対して対抗意識を新たにする者たち、そして秘密を明かす者の機微を描きます。
(イラスト/かんざきひろ 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892950-9/ 】
冒頭のやりとりを見て「ようやくここまで来たか」と感慨深いものが。新婚さんみたいな
ことをしたいとか初々しくてこそばゆい。“エルフ”や“ムラマサ”との関係を清算する
と意気込んだはいいものの色々と返り討ちに遭う“紗霧”は前途多難な感じがしました。
小学生の“綾”を前に“草薙”が正座させられるあの場面。LINEのメッセージを誤射する
証拠画像のデザインとか、彼女の繊細な心の機微をライトノベルで表現したやりとりとか
遊び心満載で面白い試みでした。とりあえず彼が責任を取ってくれたので何よりでした。
二人の仲を認められない、という“京香”の複雑な思い。その裏にある感情は“マサムネ”
や“紗霧”も同様に抱いていたもの。彼女が態度で、彼が言葉にしてそれを示したことで
より絆が深まったと感じられる印象深い場面で、エピローグで胸のつかえも取れました。