大森藤ノ 先生の大人気シリーズ「ダンまち」のスピンオフ作品。第8巻は“ベート”の
一匹狼ぶりに嫌悪感を抱く「ロキ・ファミリア」の面々が、その理由に驚かされます。
(イラスト:はいむらきよたか 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797392340.html 】
永遠の別離を迎えてしまった“リーネ”に対しても「雑魚」だの何だのと罵倒してくる
“ベート”に“ティオナ”たちが怒りをあらわにするのも分かる、というもの。ただし
“アイズ”に誤解されてヘコむあたり裏があるのは察しが付くが序盤ではまだ不明瞭。
“ロキ”たちから暫しの暇を与えられた“ベート”が、アマゾネス“レナ”から猛烈な
アプローチを受けてから少しは変わるか、と思えばまだ全容は明かされず。死神の眷属
を突き止めようとする“ティオナ”たちがイチャつく二人を見て怒るのも無理はなく。
今回も「不治の呪い」に苦しめられる絶体絶命の局面で遂に“ベート”の誤解が解ける
展開と、あとがきで言及された北村編集長によって救われた命の顛末に胸をなでおろす
思いでした。ここのところ殺伐とした雰囲気が続いていたので本当に有難かったです。