2017年04月17日

-インフィニット・デンドログラム- 3.超級激突』

海道左近 先生が贈るVRMMOファンタジー。第3巻は〈超級〉同士の激突を目の当たりにする
“レイ”たちの陰で動く策謀や、彼らが垣間見ることのできない物語の数々に触れます。
(イラスト/タイキ 先生)

https://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/717.html
http://hobbyjapan.co.jp/comic/series/dendro/
http://ncode.syosetu.com/n5455cx/


ランキング1位の“フィガロ”と2位の“迅羽”。泰然として構える前者と不遜な態度で
応じる後者。両者の優劣が入れ替わるバトルがまず熱い。手に汗握るとはまさにこのこと。
話が動いているという局面にも関わらず、“レイ”たちの蚊帳の外な様子に思わず苦笑い。

元々の話の内容を踏まえて200ページ程度を迎えたところで中書きを挟み、外伝となる小編
3つで埋めてくる構成もまた面白い。中でも“マリー”に関するエピソードが今巻における
もう一つの見所と言ってもいい。別視点で語られる物語と共に彼女の魅力が伝わってきます。

今巻の帯で「ラノベニュースオンラインアワード」11月刊、1月刊における総合部門などで
1位を獲得したことに言及されていてとてもありがたい、と思っております。ウチも投票
した甲斐があるというもの。コミカライズも絶好調ということで続きも応援していきます。

posted by 秋野ソラ at 00:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル