2017年02月23日

『公爵令嬢は騎士団長(62)の幼妻 3』

筧千里 先生が「小説家になろう」にて発表していた、歳の差ラブロマンス作品の書籍化。
第3巻は決闘騒ぎからいよいよ嫁宣言をもらう“キャロル”に過酷な試練が待ち受けます。
(イラスト:ひだかなみ 先生)

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“アンドリュー”からの度重なるアプローチにも動じず、壁ドンされても「騎士の誓い」
を盾に“ヴィルヘルム”への愛を貫く“キャロル”。ついに決闘を申し込まれた騎士団長
が照れを隠しながら彼女のことを婚約者と口にする様子、挿絵と共に微笑ましいものです。

いよいよ初デート、と“キャロル”が浮かれる様子を様子を描く流れでお国の事情が垣間
見えるあたりの流れも素直。だからこそ愛しの人が傍にいないことへ気丈に構える様子も
違和感なく受け入れられます。そんな彼女に仕向けられる追い打ちも実に分かりやすい。

医学知識があるだけに分かってしまう、“ヴィルヘルム”の置かれている状況。ここまで
耐えた“キャロル”でも流してしまう涙が、ひだかなみ 先生の挿絵と共に印象に残ります。
二人に幸あらんことを、ということで彼女の健気さが素敵な恋愛作品、堪能いたしました。

posted by 秋野ソラ at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル