2017年4月よりTVアニメ放送を控える、伏見つかさ 先生が贈る新たなる兄妹ラブコメディ。
第8巻は自作のアニメ化で多忙な“マサムネ”に強制休暇を取らせた、その後に触れます。
(イラスト/かんざきひろ 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892597-6/ 】
“エルフ”や“ムラマサ”とも同居生活を続けていて事案が発生しないわけがない。その上
あの人まで加わって相変わらず騒々しい“マサムネ”周辺。“真希奈”が満足するのも実に
よく分かるというもの。そんな慌ただしい中でもたらされた休息の合間に昔話が語られます。
これまで関わりを持ってきた女の子たちとの思い出を振り返る挿話の数々がまた面白くて。
それぞれが培ってきた距離感がそこかしこに見られるのが楽しい。色々分かってる“智恵”
との雰囲気が印象的でした。どこまでも仕事人間だな、という感じの“マサムネ”ですが。
そして父“虎徹”と母“初代・エロマンガ先生”の興味深い関係を掴みとした、“紗霧”が
絵を描くきっかけについて触れたエピソードが今だからこそできる物語だ、と感心させられ
ます。羨ましい関係に微笑む余韻を味わう間もなく見せたあの引き。続きが待ち遠しいです。
2017年01月24日
2017年01月23日
『なれる!SE15 疾風怒濤?社内競合』
夏海公司 先生が萌えるSE残酷物語。第15巻はスルガシステム上場を機に総務部への誘いを
受けた“工兵”が何の因果か“立華”と仕事で対峙することになる数奇な顛末を描きます。
(イラスト/Ixy 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892610-2/ 】
相変わらずその場にいたら怒りで張り倒したくなる社長の采配により、社内で大規模案件
を取り合うという異常事態に見舞われる“工兵”。引き抜きの件もありてんてこ舞いな彼
には同情を禁じ得ませんが、“立華”に太刀打ちできるのかという一戦には興味津々です。
何の因果か“縁”とタッグを組むことになった“工兵”が自社の弱点を敢えて突いていく
スタイルも中々えげつないですが、そんなことはお見通しとカウンターを見せる“立華”
には流石と言わざるを得ません。黙ってやられたままではいない彼の努力もまた買える所。
ただ、予想の更に上を行くのか“立華”というもの。あれは規格外すぎます。脱帽どころ
の騒ぎじゃないです。“縁”も今回かなりの異常性を見せてますのでぜひ合わせて読んで
確認いただきたい。そして打ちひしがれた“工兵”を更に突き落とすあの引きについても。
受けた“工兵”が何の因果か“立華”と仕事で対峙することになる数奇な顛末を描きます。
(イラスト/Ixy 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892610-2/ 】
相変わらずその場にいたら怒りで張り倒したくなる社長の采配により、社内で大規模案件
を取り合うという異常事態に見舞われる“工兵”。引き抜きの件もありてんてこ舞いな彼
には同情を禁じ得ませんが、“立華”に太刀打ちできるのかという一戦には興味津々です。
何の因果か“縁”とタッグを組むことになった“工兵”が自社の弱点を敢えて突いていく
スタイルも中々えげつないですが、そんなことはお見通しとカウンターを見せる“立華”
には流石と言わざるを得ません。黙ってやられたままではいない彼の努力もまた買える所。
ただ、予想の更に上を行くのか“立華”というもの。あれは規格外すぎます。脱帽どころ
の騒ぎじゃないです。“縁”も今回かなりの異常性を見せてますのでぜひ合わせて読んで
確認いただきたい。そして打ちひしがれた“工兵”を更に突き落とすあの引きについても。
2017年01月20日
『いつかの空、君との魔法II』
藤宮カズキ 先生が贈る、空翔る青春ファンタジー。第2巻は街の救世主として名が先走る
“カリム”に対し青空を祝う祭を前に揺れ動く“レイシャ”と“揺月”の恋心を描きます。
(イラスト:フライ 先生)
【 http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321604000318 】
あのグラオベーゼンで一躍有名になり、周囲から羨望の的になるのが鬱陶しい“カリム”。
彼への想いを募らせつつも、その想いの向き先を知るが故に悩みが尽きない“レイシャ”。
その彼女が彼のことを好いている、という事実に対する自身の気持ちを持て余す“揺月”。
待望の青空を祝い行われる「ブルースカイ・フェスティバル」。“カリム”と出掛けたい
“レイシャ”と“揺月”。そこへ宿り木なく彷徨う精霊がもたらす可能性のある永久眠り。
微笑ましくも穏やかな日常の裏で直面する恐れていた事態への話運びが実にスムーズです。
敵わない、そして叶わないと諦観していまう“レイシャ”を“カリム”以上に“揺月”が
奮い起こさせる展開がこそばゆい。「好き」という想いの進化の過程を読み取り、ご堪能
いただきたいです。悪役を担うミラー・ツリーの存在の変わりようにもご注目ください。
“カリム”に対し青空を祝う祭を前に揺れ動く“レイシャ”と“揺月”の恋心を描きます。
(イラスト:フライ 先生)
【 http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321604000318 】
あのグラオベーゼンで一躍有名になり、周囲から羨望の的になるのが鬱陶しい“カリム”。
彼への想いを募らせつつも、その想いの向き先を知るが故に悩みが尽きない“レイシャ”。
その彼女が彼のことを好いている、という事実に対する自身の気持ちを持て余す“揺月”。
待望の青空を祝い行われる「ブルースカイ・フェスティバル」。“カリム”と出掛けたい
“レイシャ”と“揺月”。そこへ宿り木なく彷徨う精霊がもたらす可能性のある永久眠り。
微笑ましくも穏やかな日常の裏で直面する恐れていた事態への話運びが実にスムーズです。
敵わない、そして叶わないと諦観していまう“レイシャ”を“カリム”以上に“揺月”が
奮い起こさせる展開がこそばゆい。「好き」という想いの進化の過程を読み取り、ご堪能
いただきたいです。悪役を担うミラー・ツリーの存在の変わりようにもご注目ください。
2017年01月19日
『エクスタス・オンライン 02.Santa-Xを待ちきれない』
久慈マサムネ 先生が贈るエクスタシーVRMMOファンタジー。第2巻は聖夜に適用される
という修正プログラムを前に魔王殺しのアイテム入手クエストが2Aクラスに与えられます。
(イラスト:平つくね 先生)
【 http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321605000168 】
前回の戦いでやらかした“洸”はリーダーシップを発揮できず、立て直そうとする“朝霧”
も上手く立ち回れず浮足立つ2Aクラス。距離を保とうとする“駆流”も相変わらず深入り
する場面を見せたりと“愁子”をやきもきさせます。もちろんいやらしい目にも遭います。
そんな中、船を入手して新大陸への進出を決める2Aクラス。エルフの国とダークエルフの国
の確執を目にした彼らの選択、それを裏から操作しようと図る“駆流”との周囲に見えない
駆け引きで楽しませてくれます。ヘルランディアをまとめるためのポエムの数々も同様に。
今回、話の軸を担うダークエルフ“サタナキア”が背負う重い過去、そして振舞いにご注目。
一方、地下霊園で見つかった、今は存在しない当初の魔王としての存在である“サタン”が
思わぬ形で牙をむく展開に「Santa-X」は何をしでかしたのか、続刊が気になる今日この頃。
という修正プログラムを前に魔王殺しのアイテム入手クエストが2Aクラスに与えられます。
(イラスト:平つくね 先生)
【 http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321605000168 】
前回の戦いでやらかした“洸”はリーダーシップを発揮できず、立て直そうとする“朝霧”
も上手く立ち回れず浮足立つ2Aクラス。距離を保とうとする“駆流”も相変わらず深入り
する場面を見せたりと“愁子”をやきもきさせます。もちろんいやらしい目にも遭います。
そんな中、船を入手して新大陸への進出を決める2Aクラス。エルフの国とダークエルフの国
の確執を目にした彼らの選択、それを裏から操作しようと図る“駆流”との周囲に見えない
駆け引きで楽しませてくれます。ヘルランディアをまとめるためのポエムの数々も同様に。
今回、話の軸を担うダークエルフ“サタナキア”が背負う重い過去、そして振舞いにご注目。
一方、地下霊園で見つかった、今は存在しない当初の魔王としての存在である“サタン”が
思わぬ形で牙をむく展開に「Santa-X」は何をしでかしたのか、続刊が気になる今日この頃。
2017年01月18日
『ダンジョン娘とハーレムしたい! 〜レベル1冒険者ゼロの英雄譚〜 1』
三河ごーすと 先生が「小説家になろう」で発表していた作品が書籍化。ダンジョンを作る
女性体の精霊に人と同じ愛情を抱ける少年が彼女たち「ダンジョン娘」を助ける物語です。
(イラスト:フジシマ 先生)
【 http://www.es-novel.jp/booktitle/34dungeonmusume.php 】
【 http://ncode.syosetu.com/n6975dn/ 】
性行為なしで子供を作ることができるダンジョン娘。もたらされる資源やアイテムに目を
付けた人々はやがて彼女らを異性として認識しなくなった世界で駆け出しの冒険者“ゼロ”
はダンジョン娘ハーレム計画に巻き込まれる。公然とハーレムを目指すその目的とは──。
生徒会長“イザベル”に共感し、彼女に紹介された“メイ”と“アルミナ”でパーティを
組んで計画実行に乗り出す“ゼロ”。そこへ思いもよらず彼らの前に立ちはだかることに
なる幼なじみの“マギサ”。その背景にはダンジョン娘にも色々な者がいるという事実が。
“ゼロ”がレベル1のまま、という理由がやがて迎える窮地も含めてターニングポイント
になること、そして回避方法の一ひねり具合が熱く、見どころと言えます。“マギサ”が
後半で見せる可愛い仕草がツボです。彼の積年の夢は叶うのか、続きが楽しみな物語です。
女性体の精霊に人と同じ愛情を抱ける少年が彼女たち「ダンジョン娘」を助ける物語です。
(イラスト:フジシマ 先生)
【 http://www.es-novel.jp/booktitle/34dungeonmusume.php 】
【 http://ncode.syosetu.com/n6975dn/ 】
性行為なしで子供を作ることができるダンジョン娘。もたらされる資源やアイテムに目を
付けた人々はやがて彼女らを異性として認識しなくなった世界で駆け出しの冒険者“ゼロ”
はダンジョン娘ハーレム計画に巻き込まれる。公然とハーレムを目指すその目的とは──。
生徒会長“イザベル”に共感し、彼女に紹介された“メイ”と“アルミナ”でパーティを
組んで計画実行に乗り出す“ゼロ”。そこへ思いもよらず彼らの前に立ちはだかることに
なる幼なじみの“マギサ”。その背景にはダンジョン娘にも色々な者がいるという事実が。
“ゼロ”がレベル1のまま、という理由がやがて迎える窮地も含めてターニングポイント
になること、そして回避方法の一ひねり具合が熱く、見どころと言えます。“マギサ”が
後半で見せる可愛い仕草がツボです。彼の積年の夢は叶うのか、続きが楽しみな物語です。