なみあと 先生が贈るファンタジーノベル。第5巻は敏腕警部“ナツ”の思い出話を交えて
“クリュー”の成長を追いつつ、あの男の心を揺さぶるある仮説が“ユキ”から示されます。
(イラスト:景 先生)
【 http://www.ponicanbooks.jp/book/1612/ 】
【 http://ncode.syosetu.com/n4843br/ 】
“エルサ”や“犬屋”から「“スプートニク”と似ている」と言及される“ナツ”が心外
と言いながら共通点を探るも中々出てこない。出会いから衝突してるのには思わず苦笑い
と言うしかありませんが、答え合わせをしてみれば腑に落ちるところもあり納得の一言。
そんな折、“ナツ”から届けられた封筒によってついに“ファンション”存命の可能性を
示唆される“ソアラン”。彼女からの仕掛けに次々と気付く彼がとった決断は至極当然。
その結果を受け入れる“イラージャ”の対応も切ないながら分かってしまうというもの。
昔語りの中で人見知りどころじゃない態度を示す“クリュー”が恋を知り、可愛らしさを
増していくだけでなく、それを失う局面を目の当たりにして想いを揺らすまでに成長した
様子を丁寧に描いてきました。それぞれにどんな未来が待ち受けているのか、注目です。