2016年10月03日

『機甲狩竜のファンタジア』

内田弘樹 先生が贈るオリジナル新作は機甲幻想戦記。旧文明の遺産である戦車に乗って
人々の生活を脅かすドラゴンを狩る「狩竜師」になることを目指す少年たちの物語です。
(イラスト:比村奇石 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321604000578


今は亡き祖父が、かつて戦車を扱い竜を屠った「機甲狩竜師」だと知り同じ道を歩むため
養成学校へ入学した“トウヤ”。しかし入ってみれば戦車は一台もなく落ちこぼれクラス
に押し込められ、元エリート女騎士とクラスの主導権を賭けて一騎打ちをする羽目に──。

戦車乗りでありながら、攻撃の要となるアレの使い方を知らない“トウヤ”。どうやって
それを知ることになるのか、落ちこぼれクラスに求められる期限付きの成果をいかにして
達成するのか、段階的に興味を惹かせてくる展開が読み手の雰囲気を盛り上げてきます。

“トウヤ”以外は全て 比村奇石 先生が描くたわわな美少女揃い。なぜ落ちこぼれクラス
に居るのか、特に“シェルツェ”のその理由が今巻の展開と機微の描写において鍵を握る
ことになりますのでご注目。戦車とファンタジーの融合がどう話を紡ぐのか、期待します。

posted by 秋野ソラ at 00:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル