伏見つかさ 先生が贈る新たなる兄妹ラブコメディ。第7巻は“マサムネ”と“紗霧”の
夢を叶えるアニメの制作スタッフに難ありと評される人物に振り回される顛末を描きます。
(イラスト/かんざきひろ 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892249-4/ 】
『世界で一番可愛い妹』のアニメ化に向けて行われる脚本会議。シリーズ構成を担当する
“真希奈”は「仕事をしない脚本家だがすれば大ヒット間違いなし」という難物。脚本を
書いてもらうべく説得に臨む“マサムネ”も彼女が転がり込んでくるのは想定外でしょう。
「同棲」というキーワードが飛び交う中、“京香”との関係もより親密になる一面が目を
引きます。“真希奈”との騒がしい日々が続く間に彼女が持ってきた「セカイモ」同人誌
に全力で食いつく“狭霧”のエロマンガ先生ぶりが面白い。“めぐみ”もアレな感じで。
「俺たちが作ったアニメを観て、妹が笑うことです」──アニメの成功をそう位置づけた
“マサムネ”へ鬼のように仕事が舞い込んできます。まさに〆切の嵐なスケジュールで
てんやわんやになる彼に怒った“狭霧”のとんでもない宣言で話がどう動くのか注目です。
2016年08月31日
2016年08月30日
『ゼロから始める魔法の書VII -詠月の魔女〈下〉-』
虎走かける 先生が贈るファンタジー作品。第7巻は“アルバス”と再会した“ゼロ”たち
の前に「あの方」が現れ、世界の破壊を宣告。それぞれが運命の道を選ぶ瞬間を迎えます。
(イラスト/しずまよしのり 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892276-0/ 】
「これより、世界を破壊する」──。あっさりと告げる「あの方」により世界情勢が一変
する様子を目の当たりにする“ゼロ”たち。彼女が世界を救うと決断し、“傭兵”がその
想いに応えるあの場面は印象に残るものがありました。あの不幸があったことも踏まえて。
“十三番”の気持ちを汲み、詠月の魔女として成長を見せる“アルバス”。すでに手遅れ
なところは致し方無いとして、世界を救うため尽力する彼女の様子にようやく安堵の思い
が生まれました。“サナレ”の件もスッキリして、様を見ろと内心つぶやいたところです。
所々で可愛らしい言動を見せる“リーリ”。体いっぱいの勇気を振りしぼって“神父”に
お願いする場面も見どころの一つ。想いが報われる展開は実に良いものです。世界の危機
に総力戦で挑む中、北の大地を目指す“ゼロ”たちは勝てるのか、続きが気になります。
の前に「あの方」が現れ、世界の破壊を宣告。それぞれが運命の道を選ぶ瞬間を迎えます。
(イラスト/しずまよしのり 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892276-0/ 】
「これより、世界を破壊する」──。あっさりと告げる「あの方」により世界情勢が一変
する様子を目の当たりにする“ゼロ”たち。彼女が世界を救うと決断し、“傭兵”がその
想いに応えるあの場面は印象に残るものがありました。あの不幸があったことも踏まえて。
“十三番”の気持ちを汲み、詠月の魔女として成長を見せる“アルバス”。すでに手遅れ
なところは致し方無いとして、世界を救うため尽力する彼女の様子にようやく安堵の思い
が生まれました。“サナレ”の件もスッキリして、様を見ろと内心つぶやいたところです。
所々で可愛らしい言動を見せる“リーリ”。体いっぱいの勇気を振りしぼって“神父”に
お願いする場面も見どころの一つ。想いが報われる展開は実に良いものです。世界の危機
に総力戦で挑む中、北の大地を目指す“ゼロ”たちは勝てるのか、続きが気になります。
2016年08月29日
『ソードアート・オンライン18 アリシゼーション・ラスティング』
川原礫 先生が贈る大人気シリーズ。「アリシゼーション編」10冊目となる第18巻はついに
アンダーワールドで発生した騒乱に決着をつけるため、あの少年が奇跡の復活を遂げます。
(イラスト/abec 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892250-0/ 】
それでも素直に目覚めないか、とやきもきさせられましたが遂に“キリト”復活。“PoH”
や“ガブリエル”との因縁も断ち切り、美味しい所をかっ攫う彼を後押しする“ユージオ”
もまた立役者と言える気がします。そこで素直に終わらないのがこの紙幅を生む訳ですが。
アンダーワールドから現実世界へと姿を表わすことが出来た“アリス”。世を震撼させる
彼女の存在は当然“キリト”と関係する女性陣の心情も刺激することに。あの強気の姿勢
と不安な想いが入り交じる彼女の言動がたまりません。停戦は長くは続かないのでした。
“キリト”の最大のライバルである“茅場”も底力を見せて物語の大団円ぶりに一役買う
形となりました。アリシゼーション編、完結です。お疲れ様でした。本当に長かった・・・。
多分、巻数をリセットするのではと思われますが、彼らが紡ぐ新たな物語にも注目です。
アンダーワールドで発生した騒乱に決着をつけるため、あの少年が奇跡の復活を遂げます。
(イラスト/abec 先生)
【 http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892250-0/ 】
それでも素直に目覚めないか、とやきもきさせられましたが遂に“キリト”復活。“PoH”
や“ガブリエル”との因縁も断ち切り、美味しい所をかっ攫う彼を後押しする“ユージオ”
もまた立役者と言える気がします。そこで素直に終わらないのがこの紙幅を生む訳ですが。
アンダーワールドから現実世界へと姿を表わすことが出来た“アリス”。世を震撼させる
彼女の存在は当然“キリト”と関係する女性陣の心情も刺激することに。あの強気の姿勢
と不安な想いが入り交じる彼女の言動がたまりません。停戦は長くは続かないのでした。
“キリト”の最大のライバルである“茅場”も底力を見せて物語の大団円ぶりに一役買う
形となりました。アリシゼーション編、完結です。お疲れ様でした。本当に長かった・・・。
多分、巻数をリセットするのではと思われますが、彼らが紡ぐ新たな物語にも注目です。
2016年08月26日
『私、能力は平均値でって言ったよね!(2)』
早くも ねこみんと 先生によるコミカライズもスタートした FUNA 先生のファンタジー作品。
第2巻は「赤き誓い」の一員としてハンターの活動を始めた“マイル”の活躍を描きます。
(イラスト:亜方逸樹 先生)
【 http://www.es-novel.jp/booktitle/24heikinchi2.php 】
【 http://comic-earthstar.jp/detail/noukin/ 】
【 http://ncode.syosetu.com/n6475db/ 】
折れた“メーヴィス”の剣を絶対折れない剣に強化してみたり、家庭教師で教えた美少女を
あらぬ方法で強大な威力の魔法を行使できるようにしてみたりと相変わらず見当違いの力を
見せつける“マイル”。しかし「赤き誓い」の力は状況によりけりで判断がつかない状況。
そんな中で見せる“レーナ”の「焦り」、その意味に気づいた“マイル”たちがあっさりと
その気持ちを受け入れるあたり、仲間としての絆の強さを垣間見た気がします。とある謀略
に巻き込まれた彼女が感情あらわにしてキレる場面は中々にスカッとするものがありました。
“マイル”の収納魔法をこれでもか、と活用して稼ぎを増やしていく「赤き誓い」の面々。
その彼女の動向を探る“モレーナ”王女の追求はいよいよ“マルセラ”たちにも及んで今後
また交わってくるのか注目ですが、あとがきで言及されている内容も気になるところです。
第2巻は「赤き誓い」の一員としてハンターの活動を始めた“マイル”の活躍を描きます。
(イラスト:亜方逸樹 先生)
【 http://www.es-novel.jp/booktitle/24heikinchi2.php 】
【 http://comic-earthstar.jp/detail/noukin/ 】
【 http://ncode.syosetu.com/n6475db/ 】
折れた“メーヴィス”の剣を絶対折れない剣に強化してみたり、家庭教師で教えた美少女を
あらぬ方法で強大な威力の魔法を行使できるようにしてみたりと相変わらず見当違いの力を
見せつける“マイル”。しかし「赤き誓い」の力は状況によりけりで判断がつかない状況。
そんな中で見せる“レーナ”の「焦り」、その意味に気づいた“マイル”たちがあっさりと
その気持ちを受け入れるあたり、仲間としての絆の強さを垣間見た気がします。とある謀略
に巻き込まれた彼女が感情あらわにしてキレる場面は中々にスカッとするものがありました。
“マイル”の収納魔法をこれでもか、と活用して稼ぎを増やしていく「赤き誓い」の面々。
その彼女の動向を探る“モレーナ”王女の追求はいよいよ“マルセラ”たちにも及んで今後
また交わってくるのか注目ですが、あとがきで言及されている内容も気になるところです。
2016年08月25日
『最強喰いのダークヒーロー 2』
望公太 先生が贈る、悪党が強者を倒す痛快ジャイアントキリング・ストーリー。第2巻は
学園公認アイドルにして序列6位の少女が“双士郎”に急接近し更なる策謀が巡らされます。
(イラスト:へいろー 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797388879.html 】
学園内の大多数を影で支配する序列2位の“楽斗”。“パンドラ”なる女性に後押しされ
“双士郎”へあの手この手で仕掛けてくる新たな敵への対策を考える中、彼の前に現れた
“乱華”の好き好きモードに満更でもない様子を見た“リザ”のご立腹感にまずご注目。
もちろん“乱華”に裏があることは百も承知で容赦なくねじ伏せてくる“双士郎”。実に
えげつない所ですが、彼女の本質やチーム戦で戦い抜くことを踏まえての対応と分かると
中々の人心掌握術ですな、と感心します。そのチーム戦もかなりの荒業を見せてますが。
そして迎える“楽斗”とのチーム戦、そして個人戦での対決。悪党を更なる悪党が喰って
いく衝撃の展開はぜひ読んで確かめてほしいものです。用意周到にして極悪非道の数々に
拍手を送ってもいいと感じました。新たなステージに立つ“双士郎”の今後に期待です。
学園公認アイドルにして序列6位の少女が“双士郎”に急接近し更なる策謀が巡らされます。
(イラスト:へいろー 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797388879.html 】
学園内の大多数を影で支配する序列2位の“楽斗”。“パンドラ”なる女性に後押しされ
“双士郎”へあの手この手で仕掛けてくる新たな敵への対策を考える中、彼の前に現れた
“乱華”の好き好きモードに満更でもない様子を見た“リザ”のご立腹感にまずご注目。
もちろん“乱華”に裏があることは百も承知で容赦なくねじ伏せてくる“双士郎”。実に
えげつない所ですが、彼女の本質やチーム戦で戦い抜くことを踏まえての対応と分かると
中々の人心掌握術ですな、と感心します。そのチーム戦もかなりの荒業を見せてますが。
そして迎える“楽斗”とのチーム戦、そして個人戦での対決。悪党を更なる悪党が喰って
いく衝撃の展開はぜひ読んで確かめてほしいものです。用意周到にして極悪非道の数々に
拍手を送ってもいいと感じました。新たなステージに立つ“双士郎”の今後に期待です。