2016年05月30日

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか10』

大森藤ノ 先生が贈る、一端の冒険者である少年と矮小なる女神が織り成す眷族の物語。
第10巻は知性あるモンスターとの関係について“ベル”や冒険者たちに問いかけます。
(イラスト:ヤスダスズヒト 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797386776.html


“ベル”たちと別れ「異端者」たちと行動を共にする“ウィーネ”の心は曇り模様。そこへ
“ディックス”たち狩猟者が襲いかかり、仲間たちは殺され彼女は攫われてしまう。ついに
“グロス”たちの怒りが爆発。18階層にあるリヴィラの街が壊滅するという痛ましい事態に。

ダンジョン侵入禁止が通知され、緊張感が一気に高まる中、守るべきは人間か「異端者」か
を“ベル”に問いかける場面が発生します。“ディックス”の言動がどこまでも無慈悲です。
あの“ウィーネ”を受け止める姿に“ベル”の本心が込められているかと思うと胸熱く。

そして400ページの見開き、更にその前後の描写には思わず目頭が熱くなりました。「愚者」
という章題も絶妙です。しかしながら、“ベル”が選んだ選択肢は皆にとって決して満足の
いくものではなく、それがまたもどかしい。彼の行動が報われる日を願い、次巻を待ちます。

posted by 秋野ソラ at 00:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル