2016年05月24日

『安達としまむら6』

入間人間 先生が贈る「ガール・ミーツ・ガール」ストーリー。第6巻は“しまむら”と
仲直りした“安達”が距離をさらに詰めるべく、ある決意を胸に花火大会へと臨みます。
(イラスト/のん 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865946-8/


“しまむら”を遊びに誘うも祖父母の家に行くと言われ、絶望的な数日を過ごす“安達”。
けれどへこたれず、合間に水着を新調して電話で“しまむら”と出かける約束をしようと
思ったら彼女に写真を送って、とお願いされ恥ずかしくも従うあたりは何とも愛が深い。

祖父母の家で飼われている老犬“ゴン”の仕草や表情に“安達”を感じ取った“しまむら”
は暇な時間を使って彼女の気持ち、そして自分の気持ちについて深く静かに考え抜きます。
達観するかのような、けれど幼いかのような、“しまむら”独特の考え方が印象深いです。

戻ってきた“しまむら”と水着でお風呂に入ったりと相変わらず空回り気味な“安達”の
想いと行動を見て少しずつ、でも唐突に変わっていく“しまむら”の心情。それが祭りの
夜に「まぁ、いいか」と形になったところで2人の関係はどうなるのか実に気になります。

posted by 秋野ソラ at 01:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル