健速 先生が贈る人気シリーズ。通算24冊目は惑星アライアへの大気圏突入で分断された
“孝太郎”たちが仲間と合流し、皇国軍に反抗する「黄金の姫と青き騎士編」第2弾です。
(イラスト/ポコ 先生)
【 http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/658.html 】
まず“ゆりか”の活躍が目覚ましい。ミスもありますが、縁が助けてくれる心温まる展開
で魅せてくれます。同行する“ティア”の護衛騎士が思い人だと知る“ルース”の父親、
これが実に理解のある方で素晴らしい。“エルファリア”が信頼を置くのも分かります。
仲間と合流する間に“ヴァンダリオン”が繰り出す非道の策。“ティア”の怒りを鎮める
“孝太郎”の前に現れた意外な人物から提示された想定外の対抗策。思わぬ形で戦うこと
となる彼らの活躍ぶりに注目です。未来につながる“静香”の意味深長な発言も併せて。
今回読んでいて思わず涙腺が緩みそうになったのが、自分の想い人が如何に難攻不落で
あるかを告げる“ルース”と父親とのやりとり。遂にここまで来たかと思うと感慨深い
ものがあります。幼い子供が撮った動画もいよいよ意味を成してきて続きが楽しみです。