2016年05月06日

『いづれ神話の放課後戦争〈ラグナロク〉3 ─魔眼の王と神冥裁判─』

なめこ印 先生が贈る学園ヒロイックバトルサーガ。第3巻はつかの間の安息を堪能する
間もない“雷火”たちに、島全域を死で覆う“オシリス”の神冥裁判開廷の時が迫ります。

(イラスト:よう太 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321601000519


疲労の重なる身をレジャープールでリフレッシュを図ることになる“雷火”が“天華”と
遊ぶ羽目に陥ったり、“涙々”や“マリア”の板挟みになったり、“ブリュンヒルデ”と
“シャロ”にアピールされたりと挿絵多めでで羨ましい目に遭います。爆発しろ案件です。

下卑る“バロール”のように楽しむ気概もない“雷火”の前に現れた“オシリス”からの
お誘いをあっさりと断る彼に、容赦のない現実が突き付けられ神冥裁判もあっさりと開廷
されてしまいます。これがまたえげつない内容で彼をあわや、という所まで追い詰めます。

“姫子”に適合した“スサノオ”が要所となる場面で利いてくるところと、ある点に着目
した“雷火”が“オシリス”に一泡吹かせるシーンがやはり見どころ。最後の挿絵も実に
倒錯的でよろしいかと思います。ラストとあとがきはどう活かされるのか気になります。

posted by 秋野ソラ at 00:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル