なめこ印 先生が贈る学園ヒロイックバトルサーガ。第3巻はつかの間の安息を堪能する
間もない“雷火”たちに、島全域を死で覆う“オシリス”の神冥裁判開廷の時が迫ります。
(イラスト:よう太 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321601000519 】
疲労の重なる身をレジャープールでリフレッシュを図ることになる“雷火”が“天華”と
遊ぶ羽目に陥ったり、“涙々”や“マリア”の板挟みになったり、“ブリュンヒルデ”と
“シャロ”にアピールされたりと挿絵多めでで羨ましい目に遭います。爆発しろ案件です。
下卑る“バロール”のように楽しむ気概もない“雷火”の前に現れた“オシリス”からの
お誘いをあっさりと断る彼に、容赦のない現実が突き付けられ神冥裁判もあっさりと開廷
されてしまいます。これがまたえげつない内容で彼をあわや、という所まで追い詰めます。
“姫子”に適合した“スサノオ”が要所となる場面で利いてくるところと、ある点に着目
した“雷火”が“オシリス”に一泡吹かせるシーンがやはり見どころ。最後の挿絵も実に
倒錯的でよろしいかと思います。ラストとあとがきはどう活かされるのか気になります。