2016年04月26日

『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンIX』

宇野朴人 先生が贈るファンタジー戦記。 第9巻はアルデラ教徒を調査する“マシュー”ら
を罠に嵌める女性の暗躍により“シャミーユ”も含め、新たな窮地に陥る展開を描きます。
(イラスト/竜徹 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865879-9/


帝国に在るアルデラ教徒の高位者に授けられた「聖務」。“マシュー”たちがそれに気づく
こともなくゆっくりと、けれど確実に窮地に陥っていくのがもどかしい。それも皆「彼女」
の思惑どおり進んでいくのだからなおのこと。とんでもない過去と爆弾を抱えたものです。

“エルルファイ”の人たらしぶりにも注目。囚われの身である彼女を必ず救い出すという
“グレーキ”たちの確固たる決意が長い年月を経ても全く衰えることのない点には称賛の
思いが絶えません。状況を把握しきれない“シャミーユ”にも、着実に危機が迫ります。

“アナライ”や“ジャン”、そして「彼女」たちに侵食されていく帝国の平穏。その流れ
は止められないのか・・・という場面であの説得工作。それが実ったときの「ようやく」感と
いったらないですね。早馬を飛ばす彼が間に合うことを願いつつ、次巻の刊行を待ちます。

posted by 秋野ソラ at 00:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル