2016年04月22日

『エンデンブルクの花嫁』

水城みなも 先生の「第17回えんため大賞・優秀賞」受賞作。弱小国家の若き国王が隣国の
エルフと人魚の姫を政略結婚で嫁にもらい、持参金を元手にして繁栄を夢見る物語です。
(イラスト:やすも 先生)

http://fbonline.jp/08shinkan/08shinkan.html#_01


賄賂を要求してくるグラミエル帝国の“ブレロ”外交官やメイドの“フェン”にすら頭が
上がらないエンデンブルクの国王“スレン”。エルフの国と人魚の国から迎え入れた美姫
“エユラン”と“ヴィア”からは当然嫌われて、前途多難な新生活がスタートするが──。

体は“スレン”に預けたかも知れないが心までは許さないと自負する姫たちが嫁いできた
エンデンブルクでの日々を過ごす中で遭遇するあるきっかけを境に少しずつ変わっていく
様子がとても微笑ましい。やすも 先生が描く“エユラン”と“ヴィア”が花を添えます。

その美姫に手を出そうとする“ブレロ”に対し、遂に剣を向けた“スレン”。報復として
軍を差し向けられた小国が力を合わせて立ち向かっていく展開は実に心地よい爽快感を
味わわせてくれました。抜け駆けしないと誓う美姫たちに幸あらんことを願うばかりです。

posted by 秋野ソラ at 00:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル