2016年04月29日

『堕天のシレンIII』

上月司 先生が贈る、次世代ヴァーチャルゲームを舞台とするバトルアクション。第3巻は
相手を一撃で撃破できる能力をもつ最強最悪の敵に“朱音”が挑む、最後の戦いを描きます。
(イラスト/さんた茉莉 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865887-4/


“澪”を破るものの瀕死状態の“朱音”を、仇討ちとばかりに強襲する“陣”。荒ぶる彼に
待ったをかける男こそチート級の能力を有する“雷河”。“朱音”とも少なからぬ縁がある
という話から彼の壮絶な生き様が明らかとなります。とてつもなく衝撃的で驚かされます。

強敵との戦いを前にコンビを解消されて、彼の背中をただ見届けるしかなかった“桐子”。
助けられたことを契機に共闘することとなった“将輝”から聞いたあるエピソードが彼女に
ある目的を為す気持ちを奮い立たせます。全くもって素直じゃない、彼女らしい行動です。

共闘するとはいえ、能力としては劣るものばかりの“朱音”たちが“雷河”を相手にどう
勝機を見出だすのか。最後まで裏の裏をかく“朱音”の戦いぶりが見どころで、締め括り
も彼ららしいものとなりました。いつかどこかでその後を描く話など見てみたいものです。

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2016年04月28日

『俺を好きなのはお前だけかよ(2)』

駱駝 先生が贈る「第22回電撃小説大賞〈金賞〉」受賞作のラブコメディ。大反響の中で
刊行される第2巻は“ジョーロ”に新たなラブコメイベントが発生して騒がしくなります。
(イラスト/ブリキ 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865885-0/


“ひまわり”や“コスモス”先輩、そして“サン”ちゃんとギクシャクしていた関係を
何とか修復したかと思いきや、再び見たことのあるようなシチュエーションから“桧奈”、
“あすなろ”とも呼ばれる彼女に三股疑惑をかけられ密着取材を慣行される“ジョーロ”。

学内注目の行事「花舞展」で踊る女性3人の相手役を務めることになった“ジョーロ”に
更なるやっかみとラブコメイベントが殺到し、“あすなろ”にねつ造記事をばら撒かれる
かと戦々恐々する彼の苦労が絶えません。スクールカーストがここでも作用してきます。

“あすなろ”の思惑に気づいた「彼女」の断罪で窮地を乗り越えた“ジョーロ”。花舞展
も彼の予想を外れる形でまとまり一安心、かと思いきや、まだまだあるのかあの夏の日の
出会いは。ラブコメ主人公ぶりに拍車のかかる彼の苦難はまだ続くようで興味津々です。

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2016年04月27日

『ゼロから始める魔法の書VI ―詠月の魔女〈上〉―』

虎走かける 先生が贈るファンタジー作品。第6巻は“十三番”により強制的に戻された
始まりの地「ウェニアス王国」に感じる不穏な空気に“ゼロ”たちが対応を求められます。
(イラスト/しずまよしのり 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865913-0/


“アルバス”付きの“犬面”と再会し旧交を温める中、“十三番”の弟子“ナナ”の強襲
を受ける“ゼロ”。“十三番”には「探しに来れば真実を話す」と告げられ、“アルバス”
には「ウェニアスの王子を攫われて“十三番”に裏切られた」と憤られ、困惑するばかり。

魔法国家樹立一周年の祭を間近に控える王国の内情を見れば教会信者との衝突、魔女の下僕
を志願する獣堕ちによる犯罪の頻発、“アルバス”が王位継承者たちを暗殺したと噂する者
たちの反発と、雰囲気が悪化。その思いがけない理由を再開した“十三番”が明かします。

“傭兵”や“リーリ”に訪れる微笑ましい心境の変化。その余韻を味わう間もなく“サナレ”
の新作魔法に嵌められたり、“犬面”と対峙する羽目に陥ったり、と後手に回る“傭兵”に
怒り心頭の“ゼロ”がどのような反撃を魅せてくれるのか、下巻の刊行が待ち遠しい所です。

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2016年04月26日

『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンIX』

宇野朴人 先生が贈るファンタジー戦記。 第9巻はアルデラ教徒を調査する“マシュー”ら
を罠に嵌める女性の暗躍により“シャミーユ”も含め、新たな窮地に陥る展開を描きます。
(イラスト/竜徹 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865879-9/


帝国に在るアルデラ教徒の高位者に授けられた「聖務」。“マシュー”たちがそれに気づく
こともなくゆっくりと、けれど確実に窮地に陥っていくのがもどかしい。それも皆「彼女」
の思惑どおり進んでいくのだからなおのこと。とんでもない過去と爆弾を抱えたものです。

“エルルファイ”の人たらしぶりにも注目。囚われの身である彼女を必ず救い出すという
“グレーキ”たちの確固たる決意が長い年月を経ても全く衰えることのない点には称賛の
思いが絶えません。状況を把握しきれない“シャミーユ”にも、着実に危機が迫ります。

“アナライ”や“ジャン”、そして「彼女」たちに侵食されていく帝国の平穏。その流れ
は止められないのか・・・という場面であの説得工作。それが実ったときの「ようやく」感と
いったらないですね。早馬を飛ばす彼が間に合うことを願いつつ、次巻の刊行を待ちます。

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2016年04月25日

『ソードアート・オンライン17 アリシゼーション・アウェイクニング』

川原礫 先生が贈る大人気シリーズ。「アリシゼーション編」9冊目となる第17巻は、先行
する“アスナ”に訪れる窮地、現実世界での説得、敵の暗躍、入り乱れる戦況を描きます。
(イラスト/abec 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865883-6/


表紙にある通り“リーファ”や“シノン”が参戦、ということで実に心強いかと思いきや
口絵からいきなり不安要素いっぱいで予断を許さない状況。“ユイ”の願い、“リズ”の
説得は届くのか、というスタート段階からのハードルの高さにまずやきもきさせられます。

強力な能力をもつアカウントで戦いに臨む“アスナ”たちの意気を“ベクタ”たちの策略
そして思わぬ人物たちの介入がことごとく削いでいきます。彼女の悲痛な叫びが胸に響く
かのようで見ていられなくなるほどです。救いはないのか、と暗澹たる思いがよぎります。

更には現実世界でも隠れた不安要素が首をもたげてきてさあ大変、って「コード871」は
そういうことなのかよ! と突っ込まざるをえません。こうなれば一縷の望みを彼に託す
しかないワケですが、最後のあの挿絵と一言が事態の好転に繋がることを信じるのみです。

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2016年04月22日

『エンデンブルクの花嫁』

水城みなも 先生の「第17回えんため大賞・優秀賞」受賞作。弱小国家の若き国王が隣国の
エルフと人魚の姫を政略結婚で嫁にもらい、持参金を元手にして繁栄を夢見る物語です。
(イラスト:やすも 先生)

http://fbonline.jp/08shinkan/08shinkan.html#_01


賄賂を要求してくるグラミエル帝国の“ブレロ”外交官やメイドの“フェン”にすら頭が
上がらないエンデンブルクの国王“スレン”。エルフの国と人魚の国から迎え入れた美姫
“エユラン”と“ヴィア”からは当然嫌われて、前途多難な新生活がスタートするが──。

体は“スレン”に預けたかも知れないが心までは許さないと自負する姫たちが嫁いできた
エンデンブルクでの日々を過ごす中で遭遇するあるきっかけを境に少しずつ変わっていく
様子がとても微笑ましい。やすも 先生が描く“エユラン”と“ヴィア”が花を添えます。

その美姫に手を出そうとする“ブレロ”に対し、遂に剣を向けた“スレン”。報復として
軍を差し向けられた小国が力を合わせて立ち向かっていく展開は実に心地よい爽快感を
味わわせてくれました。抜け駆けしないと誓う美姫たちに幸あらんことを願うばかりです。

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2016年04月21日

『銃皇無尽のファフニールXI プリズマティック・ガーデン』

ツカサ 先生が贈るアンリミテッド学園バトルアクション。第11巻はニブルを退けて何とか
学園生活への復帰を果たした“ユウ”が女性陣たちとつかの間の平穏なひと時を過ごします。
(イラスト:梱枝りこ 先生)

http://lanove.kodansha.co.jp/books/2016/4/#bk9784063815283


“キーリ”“ヴリトラ”“紫音”“ジャンヌ”を新たに学園へ迎え入れ、すでに好感度の
高い“イリス”たちも含めて“ユウ”へのアプローチが続く様子はもはやテンプレートと
言っていいほどに成熟しております。もう、爆発しろと言う気力も沸いてこないほどです。

“ジャンヌ”の意外性が学園内の生徒を熱狂させる、といった微笑ましい騒動を起こす中
これだけ“ユウ”のことを好きだと認める少女たちが溢れる現状を見る“深月”の悩みは
深くなり、その焦りからか彼へある決断を迫ることになります。ついに来ましたこの時が。

大いに悩んだ“ユウ”が“深月”に示した決断の内容。“ヴリトラ”だけが気づいていた
“深月”に関する重大な秘密が、その決断をも揺るがしかねない二人の特別な関係性を
示唆する形に。悲しみに震える彼女。なおも暗躍するあの人物。目が離せない展開です。

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2016年04月20日

『終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#01』

枯野瑛 先生が贈る、終末の世界を描くファンタジー作品。「すかすか」に続く新シリーズ
第1巻はあの戦いから5年が経過した妖精兵たちに訪れる変化と新しい出会いを描きます。
(イラスト:ue 先生)

http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321511000412


〈獣〉に侵食された39番浮遊島が近づく38番浮遊島は住人も早々に逃げ出し荒廃が進む島。
その場所で、ある決意を胸に立身出世を狙い、現在は四位武官を務める“フェオドール”に
とある問題兵たちを監督する任務が与えられる。そこへ4人の少女が乗り込んできて──。

“ティアット”“ラキシュ”“コロン”“パニバル”。四者四様の少女たちが抱える秘密を
探り当ててしまった“フェオドール”が困惑しながらも彼女たちの心を少しずつ掴んでいく
過程はあの二人を彷彿とさせるものがあります。それをちらつかせる言動も出てきますし。

口絵で“フェオドール”が口にしたセリフ。“ヴィレム”と“クトリ”そして4人の妖精兵
たちの生き様を真っ向から否定するあの熱い場面で、しかもあんな顔で言われるとは。でも
その決意たるや実に良し。しかし引きは不安感いっぱいで 枯野 先生は容赦がない模様です。

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2016年04月19日

『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?#05』

枯野瑛 先生が贈る、終末の世界を描くファンタジー作品。第5巻は約束を守れなかった
“ヴィレム”が辿る物語の結末、その結末を受けて少女妖精たちが抱く想いを描きます。
(イラスト:ue 先生)

http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321511000411


帯に挙げられている通り「ラノツイ」だけでなく「このラノ」「SUGOI JAPAN Award 2016」
などウチも含めた読者に支えられてここまで来たんだなぁ、ということを実感させてくれる
あとがきを読み終えて“ヴィレム”の物語は終わってしまったのかと切なさを覚えます。

前巻であんなことになってしまった“ヴィレム”。思わぬ形で危機的状況を迎える少女妖精
たちを身をもって救うことになる彼の生き様は、心から彼女たちのことを想っていることが
窺えて哀愁を漂わせます。“リーリァ”の決意がなければ至らなかった終着点と思うとまた。

その身を大きく変質した“ネフレン”と星神にまつわる従属神の視点からこの世界における
終末観というものも少しずつ見えてきました。それは「すかすか」に続く「すかもか」こと
『終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#01』にも活かされるので注目です。

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2016年04月18日

『戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉4』

SOW 先生が贈る街角パン屋繁盛記。第4巻は“ゲーニッツ”に見放された“ヒルダ”が
起死回生の一手を携え「トッカーブロート」に乗り込むも想定外の展開を巻き起こします。
(イラスト/ザザ 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/653.html


来たる感謝祭に向けて“ルート”はパン作りに大忙し。襲撃してきた“ヒルダ”と切り札
となる人物「人狼」に店を手伝ってもらう荒業で乗り切る彼。その間に見える“ヒルダ”
の過去と技能が悪役らしくない人柄を映します。“マレーネ”の立ち位置が良い感じです。

一方、相変わらずコントのような関係を繰り広げる“ダイアン”と“ソフィア”に親衛隊
から制圧作戦を仕掛けられ、流石のコンビも大苦戦。お調子者な彼が思わぬ行動に出ると
共に意味深長な言葉を残していくあたりが実に不穏。“レベッカ”も大丈夫でしょうか。

「人狼」こと“ハイドリゲ”との意外な繋がり、“ヒルダ”が今回の行動に出たそもそも
の契機となる人物の正体が明らかとなったとき、すべてが最悪の状況へなだれ込みます。
今までにない話の動かし方と続く後半戦が気になりつつ、どう魅せてくるか期待します。

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2016年04月15日

『魔弾の王と戦姫<ヴァナディース>14』

川口士 先生が贈る美少女ファンタジー戦記。第14巻は“クレイシュ”が率いて王都に迫る
15万の大軍に対して劣勢な中、“ティグル”が仲間たちと共に勝利へ向け力を尽くします。
(イラスト:片桐雛太 先生、キャラクター原案:よし☆ヲ 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1416


数々の戦果を挙げてきた“ティグル”であればこの逆境も何とかしてくれる、そんな期待を
一身に背負う彼を「いつかは王に」と望む声も少なくないのは自然な流れと言えましょう。
噂を耳にした彼の反応も予想通りではあります。後々、影響をもたらす一因になるかも。

“マスハス卿”との相談の中で身持ちを固めるてはどうかという話に至ったとき、それが
“エレン”と浅からぬ仲となった“ティグル”が“ティッタ”に対して一つの結論を出す
きっかけになりました。やってくれます“ティグル”さん。ある意味、男を見せました。

度重なる攻城戦をどうにか食い止め続ける“ミラ”。結果は本当に辛くも、という状況で
“ティグル”も思うところあるのも止む無し。そんな中、戦姫たちに今後のことを考える
機会が訪れており、彼女たちは、“ティグル”は何を思い、どう応えるのか気になります。

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2016年04月14日

『灰と幻想のグリムガル level.8 そして僕らは明日を待つ』

十文字青 先生が綴る見知らぬ世界の冒険譚。第8巻は他の世界からようやくグリムガルへ
戻ってきた“ハルヒロ”たちが、人間族の勢力圏を目指して更なる苦境に巻き込まれます。
(イラスト:白井鋭利 先生)

http://over-lap.co.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?pid=9784865541144


「暁連隊」所属の「颱風(タイフーン)ロックス」というパーティ。そのメンバーの名と
イラストに何かしらモデルがいるのではないか、という話もありますがそれはさておき。
まさか“ハルヒロ”たちが3組に分かれる事態になるとは。組み合わせも悩ましい所で。

「ロックス」の面々が様々な思惑を抱える描写を挟みつつ、新たな出会いの数々をもって
少なからず成長を見せる“ハルヒロ”たち。“メリイ”の境遇が本当に不憫で仕方がない
と思う中で、その相方を務める「あの人物」の立ち回りにやきもきさせられることしきり。

これまでの状況とはまた違った苦境の中で“ハルヒロ”も大いに悩み、頑張ってきました。
ただまぁ、あんなことになるとは思いもしなかった。生きていく上でやむをえない流れで
あったとは言え、あの結果に彼がどう整理をつけるのか。続きと共に気になる要素です。

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2016年04月13日

『冴えない彼女の育てかた Girls Side2』

TVアニメの第2期がスタートとなる、丸戸史明 先生が贈るメインヒロイン育成コメディ。
あの衝撃的な発表会の後、揺れ動く女性陣の機微を描く挿話の数々を収録した一冊です。
(イラスト:深崎暮人 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321511000400


“美智留”のスキンシップに釘を刺す“詩羽”さんマジ「エロイン」。でもへこたれない
四親等さまも同類ですけど。「icy tail」の面々が頭を悩ませるのも無理はないところで。
“町田”と“紅坂”も因縁ある仲を示してくれてます。チルドレンの意味合いがまた深い。

そして注目の“恵”と“英梨々”の思いつき一泊旅行。気持ちの整理がつかない“恵”と
仲直りしたい気マンマンの“英梨々”が気持ちをさらけ出す言動の一つ一つが見逃せない。
というか、腹黒さに磨きをかけて爆弾を仕込むことも厭わない“恵”の図太さが実に潔い。

スランプに陥っていた“出海”も、ある人物との出会いから吹っ切ることが出来ましたし、
あの場面で“英梨々”を思わず泣かせる曲を作った“美智留”も歌手として成長を魅せて
きました。サークルメンバーの決意と期待に応えられるのか“倫也”の力量が問われます。

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2016年04月12日

『ロクでなし魔術講師と追想日誌』

アニメ化企画進行中の、羊太郎 先生が贈る超破天荒新世代学園アクションファンタジー。
シリーズ初の短編集では登場人物たちの意外な一面や、思いがけない過去が垣間見えます。
(イラスト:三嶋くろね 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321512000578


授業中に誤って猛毒を受けた“システィーナ”を救ったり、図書館で消えた“ルミア”を
探したり、授業で魔術の何たるかを生徒に身をもって知ってもらうため東奔西走したり、
意外にも働きすぎている“グレン”の日常に思わず笑みが浮かびます。実に素直じゃない。

授業参観ではめったに出てこない“システィーナ”らの両親が来るとあって粗相のないよう
慣れない振舞いを見せる“グレン”が面白い。そしてこの親にしてその子あり、という血は
争えない部分にも注目。あと、彼女の手記帳に書かれている内容が気になるところです。

今では“グレン”に対して小言をいいながらも穏やかな表情を向ける“セリカ”。今の状況
からは想像もつかないほどの言動の数々を見せていた彼女の過去を描く「空〜孤独の魔女〜」
は他にも鍵となる要素を含んでいる感じで興味津々。ラストの絵もいい雰囲気を出してます。

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2016年04月11日

『ゲーマーズ!4 亜玖璃と無自覚クリティカル』

葵せきな 先生が贈る、こじらせゲーマーたちのすれ違い青春ラブコメ。第4巻は応援して
くれる“ヤマさん”の正体を知った“千秋”が、互いの関係に変化をもたらそうとします。
(イラスト:仙人掌 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321507000431


“千秋”が素直に告白できると思ってませんでしたけど、こちらもどうしようもないほどに
こじらせてますね。ここで妹の“小春”が“景太”とある繋がりをもってイイ感じになって
いくあたり、“千秋”としてはピンチだと思うのですけど彼女にその自覚があるかどうか。

そんな“千秋”や“天道”の気持ちを岡目八目と言わんばかりに傍観する“祐”がまた和を
かけてダメダメな状況を作り上げてしまっている点にも注目。彼が“亜玖璃”と早々に丸く
納まってくれるだけで物語も少しはスッキリするはずですのに、そうは問屋が卸しません。

「ソシャゲ」や「DLC」についつい感化されそうになる“亜玖璃”、それでも好感度を上げ
続ける“天道”、ゲーム部の部員に再び注目を集める“景太”。混迷を極める恋愛模様は
そんな彼の思いがけない行動で「ん?」と思わせる、ますます予測不能な様相を呈します。

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2016年04月08日

『艦隊これくしょん ─艦これ─ 鶴翼の絆6』

内田弘樹 先生が贈る、“瑞鶴”視点で「艦これ」の世界を描く本格戦記小説。第6巻は
西方諸国の危機を救うべく大規模な作戦を展開する中で彼女が鍵を握る局面を描きます。
(原作・監修:「艦これ」運営鎮守府 イラスト:魔太郎 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321504000006


姉として守るべき存在であるはずの“瑞鶴”に、いつの間にか守られている。その思いを
強くする“翔鶴”。西方諸国へ向かう第十一号作戦を遂行する中、FS海域へ防空棲姫を
中心に深海棲艦が進行を始めた緊急事態を耳にした彼女がついにある進言を決意します。

改二改装を済ませ「幸運の空母」としての立場を更に確固たるものにしつつある“瑞鶴”
には寝耳に水の提案。納得しきれない心情と、姉の決断を支持する気持ちが錯綜する中で
決断を下す彼女。その機微の一つ一つが見逃せない場面の連続です。もちろん姉も然り。

共に作戦を遂行することになる艦娘たちの思いも聞いて心機一転、新たな強さを心身共に
培い成長を遂げる“翔鶴”と“瑞鶴”の絆とは何かを示した一作となりました。その先の
物語も見てみたいと思うことしきりですが、良作の完結を祝う次第です。お疲れ様でした。

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2016年04月07日

『俺、ツインテールになります。11』

水沢夢 先生が贈るツインテール愛あふれるシリーズ。第11巻は激戦の慰労のため温泉旅行
へと足を運ぶ“総二”たちを余所にアルティメギル軍の新たな動きが戦いを予感させます。
(イラスト:春日歩 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515992


「神の一剣」、アルティメギル四頂軍の最強部隊。その恐ろしさを知るが故に、その一員
“グリフォギルディ”が目の前に現れて動揺を隠せない“イースナ”。さらに、彼が提示
してきた予想外の提案に“総二”たちもすぐに戦いとはいかない揺さぶりが掛けられます。

その最中、“総二”へのアプローチやが思ったようにいかない“慧理那”の鬱憤がある
機会を得て大爆発。ツインテイルズの一員としての不安感もあらわにします。同じような
不安を抱える“イースナ”の独断による行動が、思いもよらぬ場外乱闘へと繋がります。

下劣な策に出た敵へ宣戦布告の啖呵を切る“総二”のツインテール愛が敵の属性愛に勝る
瞬間、最強部隊との戦いの幕が切って落とされます。話がどう動くのか楽しみ。そして
アルティメギル軍の残存兵に紛れ込んだ“マーメイドギルディ”の思惑が気になる所です。

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2016年04月06日

『妹さえいればいい。4』

平坂読 先生が贈る青春ラブコメ。第4巻はアニメ化決定の『妹のすべて』に拍車を掛ける
べくコミック化を担当する漫画家が、新たな騒動を巻き起こす火種となる顛末を描きます。
(イラスト:カントク 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515985


列挙された候補者の中から選ばれた美少女漫画家の“蚕”。彼女が持つ意外な気質はその
姿を見ればわかる、とのことですが検証&デザインされた カントク 先生、ご苦労様です。
作中の描写に関して全裸か下着かで激論、勝負を交わすのも“伊月”たちならではかと。

「クロニカクロニクル」の意味深な内容、かつ想定外な展開に胸を熱くしつつ、“那由多”
に対する気持ちが着実に育っている“伊月”の機微が気になる所。あとは“千尋”の秘密
がいつ兄にバレるのか。「神のケツ」を探す“刹那”経由ではないかと思う今日この頃。

巻末収録となる、ドラマCDの脚本を再構成した小編「ラノベ作家の人生」では、その名の
通りのアナログゲームを楽しむ“伊月”たちが描かれます。ふんだんに仕込まれたネタの
数々にクスッとさせられると共に、編集者の恐ろしさ(?)を垣間見せてくれる秀作です。

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2016年04月05日

『仮面魔女の解放戦記《レジスタンス》2』

すえばしけん 先生が贈る弱小解放軍の進撃譚。第2巻は協力者を募るべく動く“秋輔”に
師匠である“亜梨朱”が帝国の将として立ちはだかると聞き、新たな策をめぐらせます。
(イラスト:マニャ子 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797386448.html


“カティア”が王族であると再認識させる、エテイル王国の王女“エルシーリア”との
出会い。全権代理を務める彼女は勢いのある隣国から足元を見られており、“秋輔”から
提示された協力の申し出にもすがりたい状況。そこに帝国の大軍再侵攻の危機が迫ります。

師匠である“亜梨朱”が“秋輔”を苦しめる理由。それは後々わかる彼女の誓約に起因
するワケですが、その徹底ぶりに魔術師の業を改めて見せつけられます。それを逆手に
取って次々と、他人からは全くもって意味不明な妙策を実行する彼もしたたかなものです。

トリックスターを演じる“マリカ”。強気なようで脆い“エルシーリア”。“秋輔”の
弟子として、魔術師として成長する“カティア”。女性陣の見せ場にも注目頂きたい所。
一難去ってまた一難。彼の前に立ちはだかる新たな関係者の動向が気になるばかりです。

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2016年04月04日

『中古でも恋がしたい!5』

田尾典丈 先生が贈る「小説家になろう」発の学園ラブコメ。第5巻は“清一”たちが総出
で参加を決めたコミケの熱くて暑い三日間を描きつつ、コミケ指南書にもなる一冊です。
(イラスト:ReDrop 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797386226.html


イベントとしては最高難易度の夏コミに挑む“古都子”たちへ色々と注意喚起する内容が
本当に事前に知っておいてほしいことばかり。事前にサウナへ行く“清一”たちのルール
も納得の内容です。そこで漁夫の利を狙いに行く“初芝”のしたたかさがお気に入りです。

そんな中、生徒会長の調べで“古都子”の貶めようとする情報がどこから拡散しているか
を突き止めかけた矢先、先のラブレター騒動の黒幕“亜恋”が意外な所で繋がりを持って
いることが発覚。生徒会長がその被害者の一人であり、故に今の彼女があるということも。

夏コミに向けてある仕込みをしていた“古都子”をつけ狙う“亜恋”をやり返す「彼女」
の強さは見どころの一つ。そして“清一”が「二度は言わん」とするあのセリフと挿絵は
注目の名場面と言って良いかと。文化祭に向けどんな好感度フラグが待つのか楽しみです。

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