2016年03月31日

『魔導書作家になろう!3 >それでもみんなで世界を救いますか?(はい/いいえ)』

岬鷺宮 先生が贈るファンタジーお仕事ライフ。第3巻は魔導書による精霊たちへの高負荷
に対して人類滅亡を求められた“アジロ”たちが、魔導書作家としての真価を問われます。
(イラスト/こちも 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865830-0/


モンスターが大量発生して困っている港町へ助力に向かえば、夫婦の旅行と間違えられる
“アジロ”と“ルビ”。そんな穏やかな空気を一変させてしまう“クルミ”から告げられた
5年前に“タナトス”が仕掛けた世界滅亡の危機と酷似している、という話から流れは急変。

あの時から“ルビ”や“クルミ”が魔導書に託した想いは、ねじれた形で再び精霊たちを
苦しめていると知った“アジロ”。それでも魔導書の可能性を信じる彼が“タナトス”から
提示される無理難題を“ネイム”や“クーチェ”も交えて解決に尽力する姿に惚れ惚れ。

そもそも魔導書作家を目指す一因となった“アジロ”の身上に関する事情も、副次効果で
丸く収まってまさに人生、順風満帆といった未来を予感させる締めくくりも良かったです。
“ルビ”も最後まで可愛らしさあふれる姿を見せてくれました。完結お疲れさまでした。


#(参考)

#◆岬鷺宮 先生が「魔導書作家」シリーズで救われたこと - Togetterまとめ
#【 http://togetter.com/li/949628

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2016年03月30日

『エロマンガ先生(6) 山田エルフちゃんと結婚すべき十の理由』

順当にアニメ化決定となる、伏見つかさ 先生が贈る新たなる兄妹ラブコメディ。第6巻は
妹一筋の“マサムネ”に、“エルフ”や“ムラマサ”が自分なりのアプローチを仕掛けます。
(イラスト/かんざきひろ 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865808-9/


担当編集がもぎとったステージイベント企画で“エロマンガ先生”の顔出しの危機。回避策
として白羽の矢が立ったあの方の気苦労をねぎらいたい。“シドー”のスランプ立ち直りを
図る合コンではあのラクガキさえあれば“狭霧”も安心と言うほかないでしょう。良策です。

デートの穴埋めとして“エルフ”の家で遊ぶことを要求される“マサムネ”。何と言うか、
ここまで想ってくれる女の子が居てもなお、潔く“狭霧”を選ぶ彼の本気度を改めて見せ
つけてくれます。彼女が「勝負」を決めるまでの期限、それが後々大きな意味を持ちます。

そして急遽“ムラマサ”の家を訪れることになった“マサムネ”が直面する、彼女の素の
言動と強い想い。前者はひたすらに衝撃的で、後者はひたむきに情熱的で印象深いものを
感じました。そんな彼に届いたある情報が物語を揺るがすと思うと続きが楽しみすぎます。

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2016年03月29日

『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインIV ―サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス〈上〉―』

時雨沢恵一 先生が贈る、川原礫 先生の世界観「GGO」を元にした痛快ガンアクション作品。
第4巻は「SJ3」を傍観しようとする“レン”を“ピト”が容赦なく巻き込んでいきます。
(イラスト/黒星紅白 先生 原案・監修/川原礫 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865818-8/


“ピトフーイ”との激戦に懲りて「GGO」から間を空けていた“レン”が彼女や“エム”、
“フカ次郎”と共闘する優勝候補のチームとして「SJ3」に流れで参戦。もちろん他に参加
を決めていくプレイヤーやチームの意気込み、そして作戦も興味深い変化を見せていきます。

リーダーの“エム”が提示する的確かつ容赦のない指示に“レン”も思わず恨み節をあらわ
にしますが、開始前の不穏な動きも何のそので捌いていく4人の強さには爽快感を覚えます。
それにしても今回の舞台もまた中々えげつなくて緊張感のあふれる様子に手に汗を握ります。

次々に脱落していくチームを横目に進撃を続ける“レン”たち。どなたかを髣髴とさせる
「SJ3」主催者からの仕掛け、その中でも秘中の秘とされるルールが解禁となったとき、再び
巻き起こるであろう戦いの渦をどう切り抜けるのか、凶悪な笑顔のその先が楽しみです。

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2016年03月28日

『魔法科高校の劣等生(19) 師族会議編<下>』

劇場映画の制作が決定した、佐島勤 先生が贈る大人気シリーズ。第19巻は“顧傑”の行方
を追う“達也”たちの前にUSNA軍が立ちはだかり、争奪戦を繰り広げることになります。
(イラスト/石田可奈 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865809-6/


持てる力を最大限に活かして“顧傑”の居場所を突き止めようとする“達也”。その妨げ
となってしまうのは、やはり“深雪”の存在。そこで何をするかと思ったらそうきますか。
それは彼ですら顔を赤らめますか。いわんや彼女をや。見ているこっちがこそばゆいです。

“顧傑”争奪戦の行方は思わぬ形で収束を迎えることになりました。“達也”にとっては
だいぶ後味の悪い形で珍しい感じではあります。“千葉寿和”という男が辿ってしまった
結末、それを受けて感情的にならざるを得ない二人の女性の言動が強く印象に残ります。

巻末の「一条将輝転校日記」では、これまでの顛末を“将輝”の視点と機微で描かれており
彼がだいぶ苦戦していた、というか“深雪”に対しては惨敗していたと言うしかない内容で
ある種の涙を誘います。次の「動乱の序章編」では物語も更に動くようで注目が集まります。

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2016年03月25日

『ガーリー・エアフォースV』

夏海公司 先生が贈る戦闘機×美少女ストーリー。第5巻は空母に取り残されたドーターを
回収あるいは破壊するため、“慧”と“グリペン”にこれまた無茶な作戦が提示されます。
(イラスト/遠坂あさぎ 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865810-2/


チャイナタウンにデートと洒落込んだ“慧”と“グリペン”。しかし何かに気をとられた
彼女が中華系マフィアに攫われかけた所を、今回の作戦を担当する“ブーランジェ”中尉
に助けられるワケですが、彼女はアニマに好意は無いご様子で彼には癪に障る存在です。

ドーター回収のため“慧”たちに同行する“ブーランジェ”は、空母を取り巻く違和感に
取り込まれ、さらに彼に諭されてある秘密を明らかにします。そこからトゲの抜けた彼女
が見せる所作がまた良い。“ラファール”との邂逅を描く 遠坂 先生の挿絵も素晴らしい。

“ファントム”のスキルアップぶりがハンパないのですけど、ちょっと見せた油断が少し
微笑ましい。あと“明華”の報われない感が加速しているので何か良いことがあることを
望むしかないです。裏で何か動いている渦中の“慧”はどうなるのか実に気になります。

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2016年03月24日

『いでおろーぐ!4』

椎田十三 先生が贈るリア充爆発アンチラブコメ。第4巻は「部活動対抗リレー」の賞品
「宿泊施設での合宿」を奪取して反恋愛活動に邁進する“領家”たちの夏を描きます。
(イラスト/憂姫はぐれ 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865821-8/


合宿で夏の海を満喫! なんて甘いことを言わせない安定の“領家”らしさを見せる中、
旅館で出会った同年代の少女“文”が抱える縁談話の相談と対応に一役買う“高砂”が
好感度を上げさせる結果に繋げていく展開が微笑ましい。“文”の再登場に期待したい。

続く活動は、超常現象研究部の“上落合”から持ちかけられた学園七不思議の調査依頼。
痴情のもつれに端を発する部室棟の怪談が浮ついた感情を抑止すると睨んだ“高砂”の
粘り強い調査が導く結末に、“女児”と共に驚かされます。納得の叙述トリックです。

事あるごとに“領家”から自己批判書を書かされる“高砂”は可哀相に見えて、妬ましい
やりとりがあってこその現状ですのでむしろけしからんと言わねばならない話。とはいえ
その彼女の想いに明け透けな感情を突きつける彼が望む未来は訪れるのか続きに注目です。

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2016年03月23日

『剣と魔法の世界ですが、俺の機械兵器は今日も無敵です。2』

ツガワトモタカ 先生が贈るバトルエンタメ。第2巻はオーガスタ王国を襲った謎の組織
「黄金の夜明け」を探るべく、“エイジ”たちがドルツァー帝国へと足を伸ばします。
(イラスト/村上ゆいち 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/649.html


“クラリッサ”の友人“ヘルミーナ”は夫思いの箱入り娘。調査にあたり挨拶に訪れた
“エイジ”たちもその人柄にあてられて思わず苦笑いするほどの彼女は、突如姿を現した
“ロザリオ”からある真実を伝えられ悲劇のどん底に落とされ、容赦なく利用されます。

そんなことを露も知らない“エイジ”たちは「黄金の夜明け」の過去の本拠地へ。好感度
を一方的に上げまくる“ララセル”報われなさ、“テンコ”の愛らしさを相変わらず感じ
させながら“ロザリオ”と面会する機会を得て、興味深い話を聞かされることになります。

ウルティマラティオの禁則事項。“ロザリオ”、「黄金の夜明け」、そして“ヘルミーナ”
の運命を惑わせる不死の法がもたらす、えげつないまでの悲劇が痛ましい。アマデウスを
瞬時に滅するほどの“エイジ”の超科学はそんな人たちを救える鍵となるのか、注目です。

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2016年03月22日

『軍オタが魔法世界に転生したら、現代兵器で軍隊ハーレムを作っちゃいました!? 6』

『軍オタが魔法世界に転生したら、現代兵器で軍隊ハーレムを作っちゃいました!? 6』

明鏡シスイ 先生が贈る「軍オタ」シリーズ。第6巻は「純潔乙女騎士団」の練成に勤しむ
“リュート”たちの耳に“スノー”の一族に関する情報が舞い込み早速調査に向かいます。
(イラスト:硯 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321508000299


すっかり軍隊そのものの様相を呈する「純潔乙女騎士団」の変わりように驚かされつつ、
いよいよ“スノー”の両親探しに乗り出した「PEACRMAKER」の面々が辿り着いた都市では
領主の上流貴族が白狼族に懸賞金をかけているというのだから更に驚かざるを得ない訳で。

“スノー”もその身を狙われる中、助けてもらった同族の“アイス”から都市の事情を
知り彼女の手助けに乗り出す“リュート”。その勢いを削ぐことになるのが遂に出会う
ことのできた“スノー”の両親。二人から自身の驚くべき事実とお願いが告げられます。

ようやく伏線の一つが見えてきた、という感じで。“アム”と“オール”の兄弟確執に
どう決着をつけるのか、そして魔王復活による救世を狙うという「ノワール」の暗躍に
“リュート”たちは太刀打ちできるのか。続きは次巻、ということで気になる所です。

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2016年03月21日

『ラブと貪食の黒戮呪剣〈コルドリクス〉』

宮澤伊織 先生が「MF文庫J」から贈る新作は、ドタバタ魔剣ジャーニー。盗賊団の下っ端
少年と、人の魂を奪う大剣を振るう魔剣遣いのハラペコ少女との出会いが紡ぐ物語です。
(イラスト:人米 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1407


襲撃しようとした相手、魔剣遣い“ティラニア”の返り討ちに遭い生き残った“ジント”。
彼も胸に剣を受け、心臓の半分が透けて見える謎の傷を負うことに。事情を聞こうと彼女
を問い詰めるも「おなか・・・すいた・・・」と腹を鳴らす、何とも緊張感の無い様子で──。

魔剣「コルドリクス」を使うと腹が減る、そう話す“ティラニア”に食事を与えたのが
運の尽き。“ジント”が盗賊の街を追われ彼女の縁ある街まで旅を続ける羽目に陥る過程
で築かれる関係が微笑ましく、何よりも腹ペコキャラな彼女が興味深い言動を魅せます。

豪商魔術師“セリカリア”から聞かされる“ティラニア”の、そして魔剣の秘密。事情を
知った“ジント”が魔剣を狙う魔神との戦いで覚悟を決める場面が、それを受け入れる
彼女の表情が心地よい印象を残します。彼らが魔剣を折る日をぜひ見届けたいものです。

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2016年03月18日

『結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの? 4』

伊達康 先生が贈る人類反抗バトラブ活劇。第4巻は“クロムクラッハ”の宣告に対して
“サビト”たちが選ぶ道、そしてニンジャとドラゴンはどっちが強いのかを示します。
(イラスト:そりむらようじ 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1409


《竜落子》からコピーした「治癒」「小型化」「石化」「無効化」の魔法に加え、“メル”
との「結魂」の誓約を交わした“クロムクラッハ”。打つ手なし、と言うしかない状況を
前に彼女だけでなく“サビト”や“アトリ”も不安にならざるを得ない描写が重いです。

絶望的な状況下、戦っているのは“サビト”たちだけじゃない、と気付かせてくれる仲間
たちの再来に、いま一度、心を奮い立たせて解決策があるかを探っていく3人の気概には
敬服するものがあります。と言いつつ「夫婦バトル、三番勝負」でのまとめぶりが面白い。

“クロムクラッハ”とどう決着をつけたのかは各自でご確認いただくとして、それにしても
「ヒトドラくん」とは浮かばれない、と思わず苦笑い。新たな旅立ちすらコミカルに仕立て
上げるのも 伊達 先生らしいと思いつつ、完結お疲れさまです。次回作にも期待しています。

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2016年03月17日

『天空監獄の魔術画廊IV』

永菜葉一 先生が贈る囚人収集ファンタジー。第4巻は“ユフィ”も仲間に加わり、ついに
脱獄を決行しようとするまさにその時、“リオン”の覚悟を阻む者たちが立ちはだかります。
(イラスト:八坂ミナト 先生)

http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321512000600


鈍感さが改善された“リオン”に対する“キリカ”“アネット”“フィーネ”“レオナ”、
四者四様の反応が面白い。また、それを受けてしどろもどろになったり胃を痛めたりする
なんて以前の彼からは想像もつかなかったため、成長の二文字を感じさせて実に微笑ましい。

“スピカ”の目をかいくぐって脱獄計画を実行に移す“リオン”。その狙いが甘いことを
痛感させられる激戦、乱戦への突入で彼らの仲間意識の高まりを魅せてくれます。もちろん
バトルも熱いです。抜け目なく“ユフィ”の絵画もサービスいっぱいに描き変えてますが。

そんな“リオン”たちの頑張りもむなしく、“キリカ”たちも含めて想像以上に最悪な状況
へと追い込まれる結末。救いはないのか・・・という流れに差す一筋の光のような引きに望み
を託すしかありません。永菜 先生よろしくお願いしますよ、ということでお手並み拝見です。

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2016年03月16日

『創神と喪神のマギウス』

『レンタルマギカ』や『レッドドラゴン』で名を馳せる 三田誠 先生がファンタジア文庫
から贈る新作は自分だけの神を使役する魔術が軸となる世界を描く召喚魔術アクションです。
(イラスト:曽我誠 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321502000032


自らの精神力を神という形に顕現させて行使する「創神使い」。その力は絶大であるが故に
管理すべきと謳う「管理軍」と対立する「解放者」たちとの間で戦争が勃発。負け戦を戦い
抜いた“蒼士郎”は積年の夢であった学生生活を送るべく私立斑鳩学院へと向かうが──。

過去の所業をひた隠しにしてありふれた日常生活へ戻ろうとする“蒼士郎”。そうは問屋が
卸さない、と戦争での因縁が降りかかり、あげくは「管理軍」を絶対的な勝利へと導いた
正体不明の“剣帝”が姿を現すなど四の五の言っていられない状況に追い込まれていきます。

“剣帝”はなぜ出てきたのか、16歳までしか使えない創神の力を18歳の“蒼士郎”がなぜ
使えるのか、といった謎がある事件の発端と切なさを残す解決に繋がる少々重めなスタート
を見せてきました。様々な思惑が交錯する中で彼は平穏な日常を送れるのか気になります。

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2016年03月15日

『異世界魔法は遅れてる!(6)』

樋辻臥命 先生が贈る異世界魔法と現代魔術が交錯する異世界召喚ファンタジー。第6巻は
龍人“インルー”の襲撃に耐える“水明”のトラウマや、とある過去の挿話を描きます。
(イラスト:himesuz 先生)

http://over-lap.co.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?pid=9784865541014


“インルー”に“ローミオン”が起こした事件の解決をねぎらわれる“水明”。それは
それとして“初美”を狙う彼に真っ向勝負を挑まれ辛くも引き分けにもつれこませるのが
精一杯という強さを見せつけられます。過去を思い出して心乱す“水明”がどこか滑稽。

一方、サクラメントを求めて旅をする“黎二”たちに魔族の将軍が一人“イルザール”が
襲い掛かりこちらも窮地に陥ります。為す術なく立ち尽くす“瑞樹”の頭に響く謎の声を
きっかけに中二病ワード全開で敵を退ける力を得た彼女ですが豹変したまま戻る気配なし。

“初美”を狙う他勢力とも対峙しボロボロの“水明”を救ったのは「彼女」。女性陣にも
詰め寄られて心もボロボロな彼は今回散々でした。諸々の対策を急務とする彼の前に現れた
九天聖王“イオ・クザミ”が思いも寄らぬ秘密と共に新たな物語を誘いそうで楽しみです。

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2016年03月14日

『蜘蛛ですが、なにか? 2』

馬場翁 先生が「小説家になろう」で公開していた迷宮サバイバル・ストーリーの書籍版。
第2巻は蜘蛛に転生した女子高生が灼熱地獄と化している迷宮の中層へと挑んでいきます。
(イラスト:輝竜司 先生)

http://kadokawabooks.jp/product/52/
https://web-ace.jp/youngaceup/contents/1000013/
http://ncode.syosetu.com/n7975cr/


取得したあるスキルの効果により、蜘蛛子こと“私”の成長が加速。出来ることが増えて
強力な敵も倒すことが可能になっていく様子にワクワク感が止まらない。ついに「鑑定」
もカンストし、進化系の先にある、あのモンスターになる夢も抱けて順風満帆な雰囲気。

一方、“シュン”の視点を軸に描かれる地上世界では転生者たちの思考に無視のできない
変化が。中でも自己顕示欲あふれる“ユーゴー”が大暴走。発生した事件は“岡”先生の
助力で一旦は解決しましたが、彼女の言動もあからさまに怪しく、不信感を募らせます。

“私”には管理者なる謎の存在が成長に関与していることが判明するものの、その道を
止めることは出来ない。“シュン”にはある運命が去来するものの、戦うことの恐怖を
抑えきれない。不穏な空気の中、「蜘蛛の魔王」という要素がどう鍵を握るのか注目です。

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2016年03月11日

『華枕』

詠野万知子 先生が「ぽにきゃんBOKS」から贈る物語は、「華壇」と呼ばれる異界の遊郭に
迷い込んだ少女が「華枕」としておつとめに従事することになる顛末を描いていきます。
(原作:華壇倶楽部 イラスト:CARNELIAN 先生)

http://www.ponicanbooks.jp/book/1164/


「お前を歓迎しよう」華壇の主“和璃”にそう告げられた“タンポポ”は自分が自分では
ないような感覚、世界観に戸惑いつつも美少女たちとの共同生活を送る。ある日、同室の
“キンモクセイ”に「おつとめ」を経験させるから服を脱いで一緒に寝ろ、と言われ──。

CARNELIAN 先生の強烈な可愛さも相まって、状況的には性的な何かを予感させますが方向性
は別。客人と眠りを共にし、抱える心の棘を取り除く華枕となった“タンポポ”が他の華枕
との交流、その中でも気難しい“キンモクセイ”とどう仲良くなるかが焦点となります。

何か見たことのある世界観だな、と思ったら「E☆2(えつ)」で拝読していたマンガとも
関係があるワケですね。納得です。“キンモクセイ”の願いに触れてから変わっていく関係
の描写が素敵。聞き届けられた“タンポポ”の願いとは何なのか、実に気になるところです。

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2016年03月10日

『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!2』

早くも「ガンガンGA」でのコミカライズを決めてきた、海空りく 先生の異世界革命物語。
第2巻は帝国を揺るがすため“司”たちは「七光聖教」による神の奇跡を巻き起こします。
(イラスト:さくらねこ 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797386912.html


現人神“アカツキ”となって民心を掴むための偶像にされる“暁”。貧乏くじの引きっぷり
にコミカルさを感じさせつつ、事態は深刻かつ急速に動いていきます。彼らが対する潔癖公
“ギュスターヴ”が持つ奥の手「天の炎」と呼ばれる戦略魔法にどう打ち勝つかが鍵です。

そんな折、“司”が“リルル”に負い目を感じていると見抜いた“勝人”の心情ですとか、
それを教えられた彼女の突撃ぶりを垣間見て頬を膨らませる“林檎”の様子を挟むことで
超人高校生たちが一枚岩ではない危うさを持つ、と示唆してくるあたりも気になる点です。

さくらねこ 先生によるサービスあふれる挿絵などで違う活躍を見せる女性陣ですが、今回
“葵”がトンデモない技を魅せてくれて、「超人なんだな」とその特異ぶりを再認識した
ところです。容赦無い敵に神速で立ち向かう“司”たちが歴史をどう動かすのか注目です。

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2016年03月09日

『世界の終わりの世界録<アンコール>6 終焉の精霊』

細音啓 先生が贈る王道ファンタジー。第6巻は悪魔法印を奪われた“レン”たちが奥の手
を使い、ついに終焉の島、「世界録」へと辿り着き、衝撃の事実と存在が彼らを襲います。
(イラスト:ふゆの春秋 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1412


打つ手なしの“レン”に対する“ルル”からの提案、それは彼女自身の秘密に関わるもの。
彼もよく覚えてましたね、あの違和感を。口絵のやりとりがどこか微笑ましく感じます。
終焉の島へ近づくにつれて役者が揃い出すあたり、高まるクライマックス感がたまらない。

彼の地に降り立つ“レン”たちに調査の猶予も与えず対峙する者たちの真意。それすらも
含めて、思いも寄らぬ手段で辿り着いた「世界録」に居るあの人が明らかにしてくれます。
終焉戦争の真実、沈黙機関の目的、“エルライン”の願い、等々。まさに衝撃の連続です。

“エルライン”に出来なくても“レン”に出来ること。英勇の遺志を受け継ぐ偽英勇の熱い
想いを魅せつけられ、これが最終巻かと思いきや過去最大級の敵がそれを許してくれません。
世界の終わりの再来を前に“レン”は英勇の旅の終着点を迎えることが出来るのか注目です。

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2016年03月08日

『精霊幻想記 3.決別の鎮魂歌』

北山結莉 先生が贈る異世界転生譚。第3巻は故郷ヤグモに辿り着いた“リオ”がついに
両親の関係者と巡り合い、新たな出会いや自身の出生の秘密にも触れることになります。
(イラスト/Riv 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/648.html


カラスキ王国のとある村に辿り着いた“リオ”。その村長を務める“ユバ”が祖母である
こと、更に父“ゼン”と母“アヤメ”が故郷を捨てた理由が明らかとなり、戸惑いながら
微笑みを浮かべる場面が印象的。村人(女性陣)の好感度を上げていくのは相変わらず。

村に滞在の折、検税官“ハヤテ”の来訪中に起こる事件では自身の本質を見極める契機を、
そして王都を訪れて自身の出自を知る機会を得た“リオ”が決意を新たにするところでは
思わぬフラグを立てるきっかけにもなっており、今後どう影響するのか楽しみな要素です。

“ルリ”や“サヨ”ともすっかり仲良しになった“リオ”が旅立つ直前、“サヨ”の一大
決心に気付かない彼もいかがなものか、とは思いつつ彼女の成果が実を結ぶことを期待
したいところ。そしてここまでを序章として壮大な物語の幕が上がるとのことで注目です。

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2016年03月07日

『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる 〜Long Long Engage』

野村美月 先生が贈るドラマティック青春ノベル。そのアフターストーリーがB6版で刊行。
“ミナ=アリス・原田”が父“詩也”に抱く恋心から紡がれる、過去と未来の物語です。
(イラスト:竹岡美穂 先生)

http://fbonline.jp/08shinkan/08shinkan.html#_09


交際を続ける“神”からのプロポーズを聞いて“ミナ”の頭をよぎるのは、“綾音”亡き
今を生きる“詩也”の姿。思わず父を優先してしまった彼女の気持ちは本物なのか、余命
幾ばくも無い“亜璃子”、同族となった“繭奈”、そして“雫”の逸話から問いかけます。

“雫”がなぜ“詩也”に目をつけていたのか、その理由がようやく分かったのと共に彼女
に最後まで立ちはだかった“綾音”と“詩也”の愛の強さをまざまざと見せつけてくれる
芝居には熱いものを感じました。何から何まで芝居で解決していく二人は本当にすごい。

“ミナ”の本当の気持ちを気づかせることができた“詩也”も、安心して永遠の愛に心を
捧げられそうで何よりの結末でした。そしてあとがきで綴られるこれまでの刊行の経緯と
野村 先生の今後の予定に驚かされるばかり。手術の成功と快癒を心より祈念する次第です。


#(参考)

#◆『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる』裏話 - Togetterまとめ
#【 http://togetter.com/li/946025

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2016年03月04日

『皿の上の聖騎士〈パラディン〉1 ─ A Tale of Armour ─』

新レーベル「NOVEL 0」より 三浦勇雄 先生が贈るのは、大陸の皿と呼ばれる大平原を統一
した大国がかつて霊獣たちから授かった防具、聖なる甲冑にまつわるファンタジー作品です。
(イラスト:屡那 先生)

http://novel-zero.com/issued/2016/02/01.html


かつて人魔の争いを対話で治めた聖母の再来とも評される姉“アシュリー”に、何もかも
敵わない“アイザック”。疎ましくも彼の超えるべき目標たる彼女は、聖なる甲冑と聖騎士
の称号を受け継ぐ「成人の儀」の日を、そして彼の人生を大きく揺るがす瞬間を迎える──。

図らずも姉と共に旅に出ることとなった“アイザック”が、ある目的のために霊獣たちへ
喧嘩を売りにいく展開が、複雑な胸中にある彼の言動と相まって面白さと熱さをもたらして
くれます。そんな彼に手痛い一言をもらうことになる“アシュリー”の溺愛ぶりが可愛い。

三浦 先生に「いろいろとおめでとうございます」申し上げつつ、屡那 先生とのコンビで
世に送り出す新作が期待を裏切らない滑り出しを見せておりますことを喜ばしく思います。
“イザドラ”ともようやく対等な関係を築けた“アイザック”たちの旅の行方に注目です。

posted by 秋野ソラ at 01:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル