衣笠彰梧 先生が贈る新たな学園黙示録。第3巻は期末テストを乗り切ったDクラスの面々
が今度は無人島でのサバイバル生活を強いられ、他クラスとの読み合いが始まります。
(イラスト:トモセシュンサク 先生)
【 http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1404 】
冒頭から“茶柱”先生の思いも寄らぬ独白から始まり、更には豪華客船で素敵な旅など
この学校であるはずがなかろう、と期待通りの落差が読者にも登場人物たちにも混乱を
呼びます。与えられたポイント、そしてルールが鍵を握る無人島生活へと突入します。
他クラスはそれぞれに結束して動く中、ここでも統制のとれないDクラス。更に他クラス
から罠を仕掛けられ、内部分裂も起こしかねないところでついに“綾小路”がDクラスを
Aクラスへ押し上げるために動き出します。それも「彼女」から依頼されて、という形で。
内憂外患、更には“掘北”のらしくないミスによって「もうだめか」と思わせたところを
逆手に「あるルール」を利用して奇跡の大逆転を演出する“綾小路”の空恐ろしさに注目。
偽りのチームワークを存分に発揮していくことになるであろう二人の動向が気になります。