白鳥士郎 先生が贈る熱血将棋コメディ。第2巻は“あい”の棋士としての成長を促すため
将棋連盟会長から受けたある依頼を利用する“八一”の策が功を奏するか否かを描きます。
(監修:西遊棋 イラスト:しらび 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797386769.html 】
幸せいっぱいな顔を見せる“あい”の様子を見て思わずにやけてしまう“八一”。しかし
そんな二人を見て「頓死しろ」と嘯く“銀子”から彼女が棋士として停滞していることを
示唆された彼は弟子に対してライバルが必要だと決心。ある少女の家庭教師に臨みます。
それが“天衣(あい)”。“あい”と何かと対極にある彼女を通して弟子を育てることの
難しさ、精神面の強さが勝負を左右する将棋の厳しい世界を分かりやすく、見事に描いて
きます。ヤキモチを焼く“あい”が次第に病んでいく様子が絶妙。刺さないのは愛ですね。
“天衣”が“八一”の指導を受けることが偶然ではなく必然であったと読み終えて分かる
将棋連盟会長にして永世名人、「盲目の天才棋士」とも称される“月光聖市”九段の思惑
にしてやられたと“八一”同様思いつつ、二人の“あい”の成長ぶりに期待が掛かります。