2016年01月18日

『夜桜ヴァンパネルラ2』

杉井光 先生が贈るイノセント・ヴァンパイア・アクション。第2巻は吸血種の研究を経て
生まれたと思われる感染薬の出所を突き止めるため“倫子”と“紅朗”が事件に臨みます。
(イラスト/崎由けぇき 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865679-5/


“リンネア”から確認を求められた“梨紗”に対する“倫子”の支配強度。そんな習性等
吸血種の特徴を研究する“白”が身を置く「白楼」。そこで培われた技術が感染薬生成に
繋がったと見た“倫子”は、その技術を持ち出したと思われるある人物に目をつけます。

そんな“倫子”は相も変わらず単独行動を現場の警察官に咎められる日々。同じように
我が道を行く浄血官“志津谷”にも同様に陰口が飛びますが涼しい顔。その姿勢がある
恨みを買うことになり、やがて“倫子”が追う人物、事件とも関わりを持つことに。

時折見せる“紅朗”の場を読まない言動、“倫子”とのやりとりで楽しませてくれる所、
「“志津谷”への復讐」というキーワードが思いも寄らぬ話の結びに繋がっていく展開の
妙は前巻共々、流石と思わせてくれるものがあります。どう話が続くのか興味津々です。

posted by 秋野ソラ at 00:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル