涼暮皐 先生が贈るダンジョン系王道ファンタジー。第2巻は“アスタ”にかつての仲間
であり、天才にして《天災》である少女が無一文で転がりこんでくる所から始まります。
【 http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/639.html 】
「七星旅団」の七番目“メロ”から突如届いた恨みがましい内容の手紙。見なかったこと
にしたくなる“アスタ”の気持ちも読み進めば察しがつくというもの。彼女の食い扶持を
稼ぐため、新進気鋭のクラン「銀色鼠」に関係する仕事の依頼を受けることになります。
《天災》とも懇意の仲、という怪しさに“ピトス”や“シャル”も“アスタ”に対する
疑いの目を向けざるを得ません。身から出た錆、とはまさにこのこと。ダンジョン攻略を
進める彼女たちに同行する中で「銀色鼠」が抱える問題に気付いたときには時すでに遅し。
「七曜教団」なる、なにやらインスパイアしたかのような者たちの一員と対峙することと
なった“アスタ”を救う“メロ”の規格外の強さには思わず驚嘆するばかり。一難去った
かと思った矢先で目にする「彼女」の急変ぶりが気になって仕方ない中で次巻へ続きます。