2016年01月29日

『いつか世界を救うために2 ─クオリディア・コード─』

橘公司 先生(Speakeasy)が贈る、新世代ボーイ・ストーキング・ガール・ストーリー。
第2巻は“舞姫”に惹かれていく“シノ”が彼女の暗殺命令と心を板挟みにしていきます。
(イラスト:はいむらきよたか 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321503000009


読み終えた後であらすじを確認したら、思いっきりネタバレしてますね。というか表紙と
口絵でも披露してますけど。その設定に至った背景はあとがきでご確認いただくとして、
各々が抱える「世界」というものの壮大さと想いの強さを目の当たりにした感があります。

“シノ”を迎えて四天王の変態ぶりにますます磨きが掛かっていくコミカルな状況の裏で
“舞姫”に対する殺意が薄れるほど現状に馴染んだ“シノ”の今を危惧する“ほたる”。
そんな彼女の焦りもあって、“シノ”へ好意を寄せる“舞姫”に遂に暗殺の話がバレます。

抱える気持ちを賭けて激突しなければならない“舞姫”と“シノ”の葛藤も見所ですけど、
そこに仕組まれたもう一つの“シノ”の謎が明らかとなったときの腑に落ちる話運びにも
ご注目いただきたい。神奈川はここでひと段落。後はプロジェクトの展開次第ですかね。

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2016年01月28日

『Only Sense Online8 ─オンリーセンス・オンライン─』

アロハ座長 先生が贈るMMORPGストーリー。 第8巻は“セイ”の所属する最大手ギルドに
お呼ばれした“ユン”が新たな経験や発見を得る中で、ギルド勧誘のお声が掛かります。
(イラスト:ゆきさん 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321502000020


ということで体内ダンジョンでの感触などで精神的ダメージを負った“ユン”の気を晴らす
ために一計を案じた“セイ”からの「ヤオヨロズ」への招待企画。そこで早速、ダンジョン
での反省から新たなセンスの習得に臨むあたり、“ユン”のぶれない気概が見て取れます。

今巻では口絵にもある通り、水着回にお風呂回、そしてドレスアップする場面もあったりと
“ユン”が戸惑うほどにうらやまけしからんシチュエーションが満載。そして生産職として
だけでなく活躍の場を広げる“ユン”の頑張りぶりに努力が報われた感があって良いです。

久々に「保母さん」と呼ばれるほのぼのした情景などを楽しみつつ「ヤオヨロズ」のギルド
マスター“ミカヅチ”からの勧誘に対して“ユン”が出した答えは・・・まぁ推して知るべし。
新スキルの獲得、新アイテムの開発にも成功した“ユン”の日常がどう続くのか楽しみです。

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2016年01月27日

『アサシンズプライド 暗殺教師と無能才女』

「第28回ファンタジア大賞〈大賞〉」を受賞した 天城ケイ 先生のデビュー作。化物と代々
戦う貴族の落ちこぼれ少女に仕えることとなった家庭教師が下す決断とその行方を描きます。
(イラスト:ニノモトニノ 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321510000400


外面だけは良い、という理由もあり家庭教師を頼まれた“クーファ”。彼は見極めなくては
ならない。「アンジェル」家の《無能才女》と揶揄される“メリダ”が聖騎士(パラディン)
としての素養があるのか、それとも家を揺るがすスキャンダルの餌でしかないのか──。

自身の出自もあって“メリダ”に情を移す“クーファ”のある「賭け」を境に彼女の状況が
一変してからの展開が面白いです。賭けに勝ったことすら次なる障害に繋がるという何とも
不遇な彼女の頑張り具合にぜひご注目を。その裏で彼がどれだけ肝を冷やしたかも合わせて。

また、“メリダ”の成長を見る上では彼女の従姉妹で分家筋の“エリーゼ”との繋がりも
ポイントとなってきます。幼少の頃と立場が逆転した2人が関係を修復する過程は見所と
言えましょう。“クーファ”の「アサシンズプライド」は何を為すのか、続きに期待です。

posted by 秋野ソラ at 00:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2016年01月26日

『不戦無敵の影殺師(ヴァージン・ナイフ)6』

森田季節 先生が贈る異能力者の光と闇を描くリアル・アクション。第6巻は追い続けた
「天上」となった“朱雀”の新生活と、その彼を前に“小手毬”が抱える悩みを描きます。
(イラスト:にぃと 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515916


「天上」のウサギ、“天児奈”のふざけた言動を見てあっけにとられる“朱雀”。さらに
“天児奈”に設けられた「天上」就職の事前説明会で告げられた慈悲も無い現実の数々。
またニートなのか、と同情しつつ実際の「天上」としての働きぶりにも涙が出そうなほど。

とは言え、「天上」と認められた“朱雀”は異能力者として格段の力を得たことは確か。
並び立ちたい“小手毬”にはその力の差に焦りを感じざるを得ず、またKCへの出場を停止
せざるを得ない立場であることが他の異能力者たちに気を揉ませることにも繋がります。

その結果、一人の異能力者に安易な選択肢を選ばせ、やるせない結末へ辿らせてしまう
あたりは“朱雀”も楽な生き方ができませんな、とある意味では安心する自分がいます。
そして“小手毬”の悩みに一縷の望みを見せた彼はどの道を選ぶのか注目したい所です。

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2016年01月25日

『七日の喰い神2』

カミツキレイニー 先生が贈るダークファンタジー。第2巻は“七日”の姉と共に従軍して
いたかつての仲間との再会から彼の過去、そして今に至る決定的な出来事が想起されます。
(イラスト:nauribon 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515909


“七日”たちの来訪を見定めた時点で、大事な場を担う瞬間にも関わらず鼻血を出すという
再会を果たした“雪生”は“六花”の祈祷士部隊で後方支援を務めていた少女。鼻血の理由
は“ラティメリア”が“六花”に似すぎているからで、そこから昔語りへとつながります。

マガツカミを従えて戦力とする「禍ツ兵器計画」。そのただ一人の成功例である“六花”が
示す言動と理念の高潔さ、そして報われなさにやるせない気持ちになります。彼女の想いを
受け継いで「六花のマガツカミ」たちと対峙する“七日”の行動原理も見えてきて納得です。

その一柱、結い神“リコリス”との戦いで“ラティメリア”が二転三転のバトルシーンを
魅せたかと思えば、思わぬ伏線回収で窮地を“七日”たちが回避したり、と話運びが実に
面白い内容です。nauribon 先生のイラストも相変わらずカワイイですし次巻も楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2016年01月22日

『魔導書作家になろう!2 >ならば魔王の誘いに乗っちゃいますか?(はい/いいえ)』

岬鷺宮 先生が贈るファンタジーお仕事ライフ。第2巻は慢心した“アジロ”が新作をコケ
させたその時、“ルビ”の知り合いである元魔王が現れ、ある解決策を提示してきます。
(イラスト/こちも 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865687-0/


同業他社の人間から、業界屈指の著名人「始まりの魔導書作家」の原稿をもらってきて
ほしいと依頼を受ける“アジロ”と“ルビ”が向かった先で出会ったのが“クルミ”。
彼女が元魔王であることに“アジロ”が、彼に興味津々な所に“ルビ”が驚かされます。

“アジロ”の才能に期待を寄せる“クルミ”から出される難題の数々をギリギリの線で
クリアしていく、その創意工夫が相変わらず面白い。その描写の中に現代の出版業界に
関するあれやこれや、ちょっとした闇などが垣間見えるところもポイントの一つかと。

そして“クルミ”から示される究極の選択。“アジロ”なりに、“ルビ”なりに悩み、
考え抜いて出した結論。それを受けて導き出される意外な結末。更に“クルミ”の真意。
話のひっくり返し方が楽しめる内容でした。次巻も出そうなので楽しみにしております。

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2016年01月21日

『姉(かのじょ)と妹(カノジョ)の下着事情。2』

柚本悠斗 先生が贈る青春煩悩系ラブコメ。第2巻は服部三姉妹との仲が深まった“彰人”
の前に転校した幼なじみの少女がモデルとなって現れ、元カノ宣言する所から始まります。
(イラスト:けけもつ 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797386011.html


お尻の形が魅力的で、かつその触り方のテクニシャンぶりから“彰人”が思い出したのは
突如現れた転校生が、かつて小学生時代に「胸を触らせてほしい」と初めてお願いした
少女“リサ”であるということ。そしてそれをネタに散々からかわれたという暗い過去。

対する服部三姉妹の胸中は複雑。中でも“七緒”は“リサ”からモデルにとって決定的に
欠けているモノがあると指摘され立ち位置も難しい場面に。何かに気付いた“彰人”らが
改善を図るため選んだ術が「コスプレ」・・・って妄想全開ですね 柚本 先生。ステキです。

全ては「あの時」から始まった、と言わんばかりの“リサ”とコスプレの関係とその意味。
相変わらず言ってることはトンンデモない“彰人”の罪作りぶりが読んでいて楽しいです。
エピローグで見せた「彼女」の決意が新たな流れを生み出すこと必至で期待が高まります。

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2016年01月20日

『サムライ・オーヴァドライブ ―桜花の殺陣―』

『エスケヱプ・スピヰド』の 九岡望 先生が満を持して贈る新作は刀剣バトルアクション。
現代世界を左右する程の力を持つ刀剣を受け継いだ少年少女たちの苦悩や葛藤を描きます。
(イラスト/枕狐 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865569-9/


持ち主の血を混ぜた緋鋼で製造された刀剣は驚異的な力を発揮すると共に暴走の危機をもつ
諸刃の存在。刀剣好きか高じて刀剣回収官となった少年“方助”はある契機からある刀剣の
使い手と運命的な出会いを果たすが、とても使い手には見えないほど気弱な少女だった──。

世間知らずの“鳴”が見せる言動に可愛らしさを覚えて間もなく“ハインツ”なる謎の妖刀
を扱う剣士に襲われる彼女。その場で魅せた彼女の実力は目を疑うほどだが、紛うことなき
真実。そのギャップはなぜ生じるのか。彼女がこれまで生きてきた背景に秘密があります。

“ハインツ”の裏にいるという犯罪組織、そして彼自身の思惑が予想外の展開を見せていく
話運び、何よりも刀剣を主体とした熱いバトルの数々で楽しませてくれる作品です。刀剣が
好きなのにそれを扱えない“方助”がどんな秘密をもって物語に関与するのかが楽しみです。

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2016年01月19日

『りゅうおうのおしごと!2』

白鳥士郎 先生が贈る熱血将棋コメディ。第2巻は“あい”の棋士としての成長を促すため
将棋連盟会長から受けたある依頼を利用する“八一”の策が功を奏するか否かを描きます。
(監修:西遊棋 イラスト:しらび 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797386769.html


幸せいっぱいな顔を見せる“あい”の様子を見て思わずにやけてしまう“八一”。しかし
そんな二人を見て「頓死しろ」と嘯く“銀子”から彼女が棋士として停滞していることを
示唆された彼は弟子に対してライバルが必要だと決心。ある少女の家庭教師に臨みます。

それが“天衣(あい)”。“あい”と何かと対極にある彼女を通して弟子を育てることの
難しさ、精神面の強さが勝負を左右する将棋の厳しい世界を分かりやすく、見事に描いて
きます。ヤキモチを焼く“あい”が次第に病んでいく様子が絶妙。刺さないのは愛ですね。

“天衣”が“八一”の指導を受けることが偶然ではなく必然であったと読み終えて分かる
将棋連盟会長にして永世名人、「盲目の天才棋士」とも称される“月光聖市”九段の思惑
にしてやられたと“八一”同様思いつつ、二人の“あい”の成長ぶりに期待が掛かります。

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2016年01月18日

『夜桜ヴァンパネルラ2』

杉井光 先生が贈るイノセント・ヴァンパイア・アクション。第2巻は吸血種の研究を経て
生まれたと思われる感染薬の出所を突き止めるため“倫子”と“紅朗”が事件に臨みます。
(イラスト/崎由けぇき 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865679-5/


“リンネア”から確認を求められた“梨紗”に対する“倫子”の支配強度。そんな習性等
吸血種の特徴を研究する“白”が身を置く「白楼」。そこで培われた技術が感染薬生成に
繋がったと見た“倫子”は、その技術を持ち出したと思われるある人物に目をつけます。

そんな“倫子”は相も変わらず単独行動を現場の警察官に咎められる日々。同じように
我が道を行く浄血官“志津谷”にも同様に陰口が飛びますが涼しい顔。その姿勢がある
恨みを買うことになり、やがて“倫子”が追う人物、事件とも関わりを持つことに。

時折見せる“紅朗”の場を読まない言動、“倫子”とのやりとりで楽しませてくれる所、
「“志津谷”への復讐」というキーワードが思いも寄らぬ話の結びに繋がっていく展開の
妙は前巻共々、流石と思わせてくれるものがあります。どう話が続くのか興味津々です。

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2016年01月15日

『クラスまるごと人外転生 ―最弱のスケルトンになった俺―』

『VRMMOをカネの力で無双する』の 鰤/牙 先生が「HJノベルス」から贈る新作は、とある
修学旅行中のクラス全員が異世界へ転生、かつモンスターとなるファンタジー作品です。
(イラスト/すがのたすく 先生)

https://hobbyjapan.co.jp/hjnovels/jingai/


神代高校2年4組に所属する“空木”は“火野”“小金井”とオタクグループを組みバス
での移動中に転落事故に遭遇。奇跡的に助かったかと思えば体が骸骨に、友人は火の玉や
イケメンエルフに、更には同乗していた全員が人ならざる者へと姿を変えていたのだ──。

姿形は変われども、とにかく生きていかなければならない問答無用のサバイバルが始まる
状況下で、役立たずな“空木”が級友との新たな関係を築き、助力を得ながら最後には
クラスに発生する危機に立ち向かっていく展開が熱い。外野で繰り広げる恋模様も熱い。

人外になったことでクラス内での立ち位置が変わったときに見えてくる、人として本質を
問いかけられるような内容に考えさせられる所もありました。すがの 先生のイラストが
また作品にピッタリで 鰤/牙 先生の選択に敬意を表しつつ次巻も期待を寄せる次第です。

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2016年01月14日

『セブンスターズの印刻使い 2』

涼暮皐 先生が贈るダンジョン系王道ファンタジー。第2巻は“アスタ”にかつての仲間
であり、天才にして《天災》である少女が無一文で転がりこんでくる所から始まります。
http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/639.html


「七星旅団」の七番目“メロ”から突如届いた恨みがましい内容の手紙。見なかったこと
にしたくなる“アスタ”の気持ちも読み進めば察しがつくというもの。彼女の食い扶持を
稼ぐため、新進気鋭のクラン「銀色鼠」に関係する仕事の依頼を受けることになります。

《天災》とも懇意の仲、という怪しさに“ピトス”や“シャル”も“アスタ”に対する
疑いの目を向けざるを得ません。身から出た錆、とはまさにこのこと。ダンジョン攻略を
進める彼女たちに同行する中で「銀色鼠」が抱える問題に気付いたときには時すでに遅し。

「七曜教団」なる、なにやらインスパイアしたかのような者たちの一員と対峙することと
なった“アスタ”を救う“メロ”の規格外の強さには思わず驚嘆するばかり。一難去った
かと思った矢先で目にする「彼女」の急変ぶりが気になって仕方ない中で次巻へ続きます。

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2016年01月13日

『クロックワーク・プラネットIV』

榎宮祐 先生・暇奈椿 先生の共著で贈るオーバーホール・ファンタジー。第4巻は訪れた
犯罪都市で謀略に巻き込まれる“ナオト”らが未来を掴むためやりたい放題に仕掛けます。
(イラスト:茨乃 先生)

http://lanove.kodansha.co.jp/books/2016/1/#bk9784063815085


“ハルター”が“ナオト”に銃を突きつける場面から始まる今巻。区画「シャングリラ」の
支配権を巡る組織間の抗争に気付かされた“ハルター”の仕事ぶりを“ナオト”たちがどう
判断、評価するかが焦点の一つとなります。彼の傭兵としての矜持が見せ場を作ります。

劣勢を強いられる“ナオト”と“マリー”には“アンクル”の補修という最大の難問も立ち
はだかります。解決の糸口を探る中で互いが互いに抱く劣等感のようなものを改めて認識し
そして様々な契機を経て克服していく様子がこれまた常人離れしていて実に驚かされます。

Initial-Y シリーズの参番機“テンプ”が登場。どこか間の抜けた彼女に対し一本取られる
“リューズ”が何とも可愛らしい。締まらない雰囲気の中、新たな一歩を踏み出す“ナオト”
たちと共にアニメ化企画が進行しているという本作の動向に、引き続き注目したい所です。

posted by 秋野ソラ at 01:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2016年01月12日

『艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 瑞の海、鳳の空 3』

むらさきゆきや 先生が贈る「艦これ」戦場ラブストーリー。第3巻は司令本部からの通達
「恋愛禁止令」に心揺れ動く“瑞鳳”たちに容赦なく深海棲艦が大攻勢を仕掛けてきます。
(協力:「艦これ」運営鎮守府 イラスト:有河サトル 先生)

http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321502000105


何やら緊迫した導入が・・・と思いきや始まるのが「陸上総合演習」、すなわち艦娘運動会。
イラスト的にもシチュエーション的にもオイシイ場面が多い中、無線による“提督”の話
を立ち聞きしてショックを受ける“瑞鳳”。恋路への障害に大いに悩むこととなります。

そこで浮上する深海棲艦の前線拠点に関する情報。連合艦隊の編成で、主力艦をほぼ全て
投じる作戦に疑義を示す艦娘の予感が的中する現実。覚悟を決める“提督”たちの窮地を
救うのが誰あろう“瑞鳳”その人。しかし一時凌ぎにかならずジリ貧の状態が続きます。

いよいよか・・・という悲観あふれる状況下で、ついに“瑞鳳”に運命の瞬間が訪れます。
こそばゆいラブがいっぱいで仕舞いには「ケッコン カッコカリ」へと綺麗に結ぶ話運び
には思わずごちそうさまと言いたくなるほど。実に良いハッピーエンドでございました。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2016年01月11日

『東京レイヴンズ14 EMPEROR.ADVENT』

あざの耕平 先生が贈る陰×陽ファンタジー。第14巻は迫る大規模霊災テロを前に“夏目”
たちや“春虎”、“大友”など関係者勢ぞろいで政治も巻き込んで世紀の瞬間を迎えます。
(イラスト:すみ兵 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321412000068


シリーズ屈指の重要な展開を描くために用いられた約500ページに渡る紙幅。これまでの
伏線を回収する意味もあって目が離せない、緊張感あふれるエピソードの連続で魅せて
くれます。格好良い男衆を「これでもか!」と演出してくださるのは流石だと思います。

陰陽庁の優勢を陰陽塾の連中が、あるいはそれ以外の勢力がどう崩していくか。限られた
時間の中で繰り出される妙手、応手が奇跡的な繋がりを見せ、ついに“春虎”と“夏目”
たちの再会へと誘われるあたりは熱いものを感じました。その後がまた大変なワケですが。

“夏目”らの窮状が明らかとなり“春虎”でも打つ手なしかと思われる現状。やはり鍵を
握るのは“秋乃”でした。“冬児”が格好つける場面はいちいち映えるものがあります。
“コン”は小さいに限る、などと思いつつ“春虎”が賭ける道に光あらんことを願います。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2016年01月09日

「好きなライトノベルを投票しよう!! 2015年下期」エントリー


終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? #03
 【15下期ラノベ投票/9784041032886】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/151843333.html
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/171325919.html

CtG ─ゼロから育てる電脳少女─(3)
 【15下期ラノベ投票/9784041032916】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/152218583.html

青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない
 【15下期ラノベ投票/9784048653947】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/163890765.html

りゅうおうのおしごと!
 【15下期ラノベ投票/9784797384840】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/164241835.html

とある飛空士への誓約(9)
 【15下期ラノベ投票/9784094515824】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/169093838.html

スカイ・ワールド(11)
 【15下期ラノベ投票/9784040706382】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/162714474.html

ゲーマーズ!(3) 星ノ守千秋と初恋ニューゲーム
 【15下期ラノベ投票/9784040707532】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/168916681.html

六花の勇者(6)
 【15下期ラノベ投票/9784086310567】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/159395338.html

ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件(8)
 【15下期ラノベ投票/9784047306905】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/165012156.html

艦隊これくしょん ―艦これ― 陽炎、抜錨します!(7)
 【15下期ラノベ投票/9784047308558】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/171021042.html
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/163123066.html



◆ 好きなライトノベルを投票しよう!! - 2015年下期
 http://lightnovel.jp/best/2015_07-12/

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2016年01月08日

『征天の無双神器』

坂本一馬 先生のデビューを飾る本作は、人型兵器「神器」の少女と彼女が持つ潜在能力を
引き出せる少年が、人類を脅かす機械天使たちに立ち向かう豪快バトルアクションです。
(イラスト/七六 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/640.html


幼少の折、黒い機械天使との戦争に巻き込まれて肉親の命を奪われた“蓮”。生き残った
彼は敵と戦う術を身につけるべく、助けてくれた“エリー”と姉弟のような関係を築くが
彼女は宇宙から来た生命体「神器」、それも最強の第一世代という稀有な存在だった──。

“蓮”との過剰なスキンシップを求める“エリー”のかわいらしい様相とは裏腹に、その
背負う背景は実に重い。彼女を執拗に狙う“レイア”とのやりとりを受けて彼が彼女たち
とどう向き合っていくか、その姿勢にご注目。それを描く 七六 先生のキャラとメカにも。

“美希”や“武雄”あるいはその相棒たる神器といった、神器パイロットを養成する機関
のライバルたちが見せる思い、感情といった部分も見どころ。思わぬ激闘の末に平穏な
日常を取り戻した“蓮”たちが大いなる思惑の上でどう立ち回りを見せるのか楽しみです。

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2016年01月07日

『緋弾のアリアAA IV』

赤松中学 先生&チームアミカ で贈る中スケールアクション&日常コメディー。第4巻は
“あかり”への戦姉妹契約申し込みに加え、従姉妹の登場でますます騒々しくなります。
(イラスト:こぶいち 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1392


負かされた“あかり”に心奪われた“桜”から提示された戦姉妹の申し出。それを受けた
“あかり”が“桜”に掛けた一言に「人たらし」と言わしめる人柄が見てとれて面白い。
“志乃”としては頭の痛い状況の中、“あかり”の従姉妹“ひかり”が来訪してきます。

名古屋武偵女子に所属する“ひかり”の一見、人あたりのよさそうな様子に秘められた
「間宮」の家に関わる闇の部分が“あかり”の背にのしかかることとなります。衝突する
二人の想いと武技が熱い。秘中の秘である「鷹捲」、その奥技が導く結果に注目です。

注目の激闘、その裏側で繰り広げられる“あかり”を信頼する仲間の言動も見どころと
言えます。相変わらず百合成分が多めなのも嬉しい。そして本編より少し格好良く感じる
“アリア”の一面も見れるのが中スケールアクションの利点でもあり、次巻も楽しみです。

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2016年01月06日

『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? #04』

枯野瑛 先生が贈る、終末の世界を描くファンタジー作品。第4巻は目覚めた“ヴィレム”
が昔の地上、思い出の人々、そして驚愕の事実を目にすることで新たな終末を迎えます。
(イラスト:ue 先生)

http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321509000301


“ヴィレム”のことを「おとーさん」と呼ぶ少女“アルマリア”は、かつて彼が約束を
守れず助けられなかった少女。何者かが見せる夢、贋物の世界であることは理解しつつも
そこから脱する術は見つからず、“ネフレン”と共に偽りの日常を送ることとなります。

終末を再び迎える“ヴィレム”が耳にする「真界再想聖歌隊(トゥルーワールド)」なる
者たちの陰謀、皆が同じ夢を見る現象、そして昏睡して二度と起きなくなる事件の乱発。
やがて辿り着く事実、その奥にある「誰がこの夢を見せているか」という謎が見どころ。

全てに気付いてしまった“ヴィレム”を襲う悲劇を見て、まさに 枯野 先生の容赦ない
部分を再確認させていただいたような気がします。その他いろいろと思わせぶりな場面
もあるだけに、これは次巻でどう綺麗にまとめて下さるのか 枯野 先生の手腕に期待です。

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2016年01月05日

『ダメ魔騎士の英雄煌路<ヘルトシュトラッセ>』

「第11回 MF文庫Jライトノベル新人賞・佳作」受賞の 藤木わしろ 先生が贈るデビュー作。
卑劣な手段も厭わず勝ちをもぎ取りにいく下級魔騎士が国の窮地を救っていく英雄譚です。
(イラスト:山本ケイジ 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1395


かつての大戦において平和をもたらした英雄の息子。魔騎士にして魔力を持たない無能。
いつしか“アルフ”は妹の“アンリ”に介護され、仕事もサボるダメ人間っぷりを発揮。
仲睦まじい兄妹を襲う火事を契機として、彼の心に世間を揺るがすスイッチが入る──。

家を新しく用意するため「騎士祭典」優勝を狙う“アルフ”がとった下種な手段の数々に
幼なじみの姫殿下“リーネ”も嘆くのはよく分かるというもの。しかし、その行動が国の
抱える問題を浮き彫りにしていく過程が、そして話が広がっていく様子が中々に興味深い。

「白金の剣姫」とも称される立派な“リーネ”が抱える弱さ。兄を介護する“アンリ”が
その行為に至らざるをえなかった心情。その他諸々を抱えて生きていくために過酷な道を
選んだ“アルフ”、その想いを利用する“クライド”がどんな未来を導き出すか注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル