2015年12月27日

『幻葬神話のドレッドノート2』

鳥羽徹 先生が贈るデュアル・ヒロイックファンタジー。第2巻は「強者」を求める新たな
戦技魔装士が、そして想像以上の難敵が“志雄”と“日輪”に目をつけることとなります。
(イラスト:赤井てら 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797385106.html


“ヴリトラ”を討ち取った人物を探している、という幻獣対策組織の一つ「竜鱗隊」の
三番隊隊長を務める“雅楽”。女言葉を喋るガタイの良い傑物である彼を支える“朱夏”。
二人との出会いが“志雄”と“日輪”、二人の生き様との対比を描く形になります。

一方、目をつけたのは新たな神話級幻獣“蚩尤”。大きな街ですら一太刀で切り崩して
しまう常識はずれの強さを持つ存在にどう立ち向かうか。その過程で“雅楽”が強さに
求めるもの、“志雄”が求めるものの違いが印象に残ります。彼はもう、すごすぎます。

そんな“志雄”に全幅の信頼を寄せる“日輪”からの様々な肉食系アプローチが世相を
感じさせるものの、逆にアプローチをかけられると弱い、というのは実に可愛らしい。
二人の活躍を密かに図る謎の思惑はどこにあるのか、続きが気になるところであります。

posted by 秋野ソラ at 00:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル