2015年12月17日

『新約 とある魔術の禁書目録(14)』

鎌池和馬 先生が贈る大人気シリーズ。第14巻は魔神たちを一瞬にして消し去る能力を持つ
「どこにでもいる平凡な高校生」と対峙する“当麻”が思いの丈をぶつけることになります。
(イラスト/はいむらきよたか 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865507-1/


学生寮に突如舞い込んできた“ネフテュス”をも交えての鍋パーティーも満足にできずに
「理想送り(ワールドリジェクター)」という“当麻”と対を成す右手を持つ少年“翔流”
との接触、そこから更に二人の“パトリシア”が抱える問題が絡み合うのが今巻の主軸。

ある身体的難題を抱える“バードウェイ”と、それを自己犠牲の上で解決しようと画策する
“レイヴィニア”。それを見て、片や「彼女」のヒーローであらんとする“翔流”と、片や
彼女たちを救うヒーローとなることを望む“当麻”。相容れない両者が自然とぶつかります。

ルーキーたる“翔流”の言動を見て、これまで自分なりに培ってきた平凡な高校生なりの
「ヒーロー論」を語り、投げかけていく“当麻”が熱い。その結果、“翔流”は“当麻”が
秘める何かに気づき、舞台の裏側では新たな潮流の兆しを見せていて先が気になる所です。

posted by 秋野ソラ at 00:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル