瀬尾つかさ 先生が贈るダンジョン・ファンタジー。第2巻は“春菜”と“彩”を鍛える
ために夏休みの間もダンジョン攻略を進めていく“響”に新たな出会いが待ち受けます。
(イラスト:やむ茶 先生)
【 http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321504000239 】
“響”に突如、決闘を申し込んできた“クレア”と“シンシア”の姉妹。彼女たちの真の
目的が地球を守るため、それがエルダー・イービル、異界神“アグナガラグ”と戦う彼を
助けるためとあって申し出を断ることなく受け入れます。懐が深いというか何と言うか。
美少女2人の参戦、と見た“春菜”は胸中複雑です。ということで、からかわれる彼女が
可愛いのなんの。とは言え“響”はあくまで“琉衣”一筋。その心意気を見た“冬音”が
引くのも無理はなく。あとがきでも触れられている通り「退化」が心配になるところです。
邁進する“響”たちに立ちふさがる“アグナガラグ”が造り出した“イレイザー”が持つ
彼ら泣かせの能力にどう立ち向かうかがまさに見どころの一つ。そしてその結果を受けて
もたらされた“シンシア”の未来視が示す意味がまた不穏すぎて続刊が待ちきれません。