SOW 先生が贈る街角パン屋繁盛記。第3巻は“ジェコブ”のとある秘密が元でパン屋の
売り上げ勝負に巻き込まれた“ルート”と“スヴェン”が「共闘」する顛末に触れます。
(イラスト/ザザ 先生)
【 http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/632.html 】
「トッカーブロート」の将来を見据えて「出張販売」という新たな手を打つ“スヴェン”。
“ジェコブ”を連れて隣町へと視察がてら足を運んだことが、兵器産業にて大商人として
名高い“シャイロック”に目をつけられるきっかけとなり、次なる騒動を引き起こします。
今回の騒動の中心となるのは“ジェコブ”。彼を生んだ“シャロデ”の当時の状況、そして
“シャイロック”が抱くある思惑が絡んで彼を「トッカーブロート」から引き離そうとする
動きを阻止すべく“ルート”が、そして“スヴェン”が立ち上がるさまが実に格好良い。
勝負の行方を左右する「あの理由」が何より微笑ましい。そしてもう一つの勝負も二人の
今後の関係に大きく影響するであろうことが見込めるため、注目の場面と言えるでしょう。
“マレーネ”、そして“レベッカ”も興味深い一面を見せていて面白く次巻も楽しみです。